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僕はママに何もしてあげられないから

こんばんは、豆大福です。

絶対忘れたくない!
と思って書き留めます。


先日書いたように、いま我が家は夏休み。
でも私も夫もいつも通り仕事です。

しかも今日は、感染拡大を理由に学童が閉鎖。
無事元気な子供のストレスはMAX。
私も家で仕事しつつ息子に付き合い、
思った以上に夜はクタクタでした。

疲れ果てて電池切れてきてる母親。
「お風呂入るよー」と二人で入り
子供が先に上がりました。

私も、よっこらせっと風呂から上がり
我が家は1階がお風呂、2階リビングなんで
ヨタヨタ階段を上がってました。

すると階段上から、ヒュッと何かが飛んできた。
うぉっ危な。

子供の仕業。

「階段歩いてる人にもの投げちゃだめでしょう。転ぶかもしれないよ」
「‥ごめんなさい」

力なくこんなやり取りをして。
眼鏡してなくて何飛んできたか見えなかったので
拾い上げてよく見たら
メモ帳にキラキラの折り紙で作った
手裏剣が貼ってありました。

「ん?なにこれ?」

「ママいつも、僕にお菓子食べていいよーとか言ってくれるでしょ。僕に手紙書いてくれるでしょ。でも僕はママに何もしてあげられないから、これ」


出社する日、子供が先に帰宅することがあるので
「冷蔵庫のお茶飲んで、お菓子食べてねー」
みたいな
メモ書きを置いておくことがあります。

そのことにお礼をしたかったらしい。
階段から投げちゃったのは
おそらく照れ隠し。


ええ子や。泣ける。
いい子に育ってる。

ただ驚いたのは
「僕はママに何もしてあげられないから」
ということ。
そう息子が思っていることにびっくりしました。


「ママが僕に何かしてくれる」
「僕もママに何かしてあげたい」
これはきっと、ずっと小さい時から
子供が親に、またはお世話してくれる人に
自然と感じていることなんでしょう。

でも何もできないから

小学生になった息子は
気持ちを上手に、色んな方法で
表現するようになりました。

今日は飛んできた手裏剣と言葉で
しっかりと気持ちを伝えてくれた。

そう思ってたんだ‥と知って
私も言葉ではっきり伝えました。

「何もしてあげられないなんて、そんなことはないんだよ。君が生きてるだけで良いんだよ。それで十分」

自然と出た言葉。
そうそう、生きてるだけでオッケー。
だってあんな思いして産んだんだもん。出産直後に
二度と出産なんてしない、と誓うほど辛かった。
(助産師さんの安産でしたね!の言葉に愕然とした)

産まれた我が子を、いや生まれる前から
それこそ必死に守って
食べさせて育てて、お世話して。
健康を気にして、泣いてると心配になり。
痛い、かゆいと言えば薬塗ったり。
大きくなって離れる時間が増えるほど、
想いを寄せることも増える。
お腹空いてないかな、のど乾いてないかな。
事故に遭わないように、怪我しないように。
ケンカしてないかな、楽しく過ごせてるかな。


あまり前のように子供を想う。

子供もそんなお母さんを想ってくれてたんですね。
幸せなことです。



疲れ果てて電池切れて、ヨレヨレのお母さんに
あなたの大切な気持ちをくれてありがとう。
お母さんのあなたへの気持ちも伝わったかな。

生きてるだけで十分。

そしたらお母さんまた、明日も頑張れる。

でもね、階段の上からもの投げるのはやめようね。

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