ロゴデザインの言語化トレーニング (備忘録) (日本語と英語で)
こんにちは、デザイナーのUsakoです^^
デザインの大先輩に「デザインは言語化していった方が良い」というアドバイスをいただいて、少しずつデザインを言語化することにしました☺️
また好きなロゴデザイナーさん達も言語化して記事にされているので、私も自身のトレーニングのために言語化を始めました。
正直に言うと、言葉にすることは苦手ですが、これから少しずつトレーニングしていこうと思います。
制作実績
今回はまつ毛サロン、「Lumière」様のロゴを作成させていただきました。
これからヒアリングから納品までの制作過程をご紹介していきます^^
(日本語の後に英語の文章が続きます。)
1 今回のロゴのためのヒアリング
ターゲット:30代~40代 女性
希望雰囲気 : 癒し系。女性的。シンプルすぎず複雑すぎず。フォーマルすぎず、カジュアルすぎず。
使用したい場所:SNS、名刺
最初の依頼時点で、お客様が作成してほしい(参考)イメージがありました。
「金の輪の中に、まつ毛の印象的な女の子が目を閉じているイメージ、頬に手をあてた女の子、可能であればチークも入れていただけると嬉しい」
ここからまずはキーワード書き出しをした後、ラフ画でイメージを膨らませていきます。
キーワード:
Lumière = 光、希望、エネルギー、白、輝き、星。まつ毛 = ふさふさ、美、長い、影、お人形さん、乙女。
光 = 日光、閃き、インスピレーション、理解。
直接関係ないかもしれないキーワードも、思いついたら書いていきます。
(たくさん書いていく方がイメージが膨らみます^^)
またキーワードを書き出しながら、他のまつ毛サロンさんがどんなロゴを使用しているかを調べました。
2 ラフ案作成
ラフ案を制作していく中で浮かんだ案を言語化し、この時点で一度お客様にもう一度ヒアリングを行います。
具体的には、
1 女の子の髪型について(ボブが良いか、茶系のウェーブがいいか、前髪の形、髪飾り等)
2 文字の形について
iの丸を星にする案、 i e (下図のように)の部分をウインクにする案、mie(お客様が好きな文字)だけ色を変える案、筆記体が良いかブロック体が良いか、Lにまつ毛をつける案
3 手の間に空間があるので、星を散りばめる案
4 まつ毛→羽のようなまつ毛、と連想して、円に羽をつける案
5 細かい色の調整
このラフの時点で深くヒアリングをしていると、後々の仕事がスムーズにいくことがわかりました!
(過去に失敗経験あり^^; ヒアリングの段階は本当に大切です^^)
この、色々手を動かしながら考えている時が悩ましくもあり、また楽しい時でもあります^^/
擦り合わせ後、AdobeのFrescoでまずは元のデータを制作をしていきます。
各パーツごと(目、口、髪等)にレイヤーを分ています。また色と塗り、も私はレイヤー分けしています。(レイヤーの数が毎回結構多くなってしまいますが、こうしておくと後の修正がとても楽です。)
(これも過去に失敗経験あり^^; レイヤー分けをあまりせずに修正が来たときの大変さよ…yo!)
次に各データをイラストレーターに転送して細かい調整をしていきます。
強すぎる色味は不透明度90%に落としたり、羽の角度を変えたり、円に掠れているようなラフ効果をかけたり、微調整をしながらフォント選び。
今回は20個ほど「Private salon Lumière」の筆記体を見比べながら図に当てて見比べます。
よく分からなくなったら、少し寝かして(画面から離れて)もう一度見直すと、良いフォントが見つかったりします!
(フォントはAdobeフォントから選んでいます^^)
Lの部分にまつ毛を付けたかったので、丸みがあり目を閉じたような形の「Parisienne」を元のフォントに選びました。
フォントを選んだあとは文字間を調節して、Adobeのfrescoで描いたまつ毛のベクター画像を合体させました。
細かく最後に調節をして、もう一度離れて見直して、文字を少しアーチ状にしたものも別案として用意して出来上がりです。
納品
CMYK(印刷用)とRGB(Web用)の2つのファイルデータと注意事項をお渡しして完成です!
お客様にも喜んでいただけました。
まとめ
すぐにイラレのソフトを触るのではなく、その前にしっかりとコンセプト決めをすると、結局仕事がスムーズにいくと、最近感じています。
わたしのロゴはイラストを使ったものが多いのですが、やはりロゴなので、イラストは描きながらもロゴとして機能を果たしている、という良いバランスをこれからも探究していこうと思います^^/
お客様の喜ぶロゴ(そして裏テーマはこのロゴを使うと良いことが起きる縁起の良いロゴ)を作っていきたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました^^
英語文
Beauty Eyelash Salon Logo Design
Service: beauty eyelashes extension salon for women.
Target customer: Women (the age range is around 30 to 40 years.)
Images the customer(salon owner) want:
“My image is a girl who has brown and shoulder length hair
putting her hands to her cheeks.
Her eyes are closed and her eyelashes are long and so beautiful with a little rosy cheeks.
Behind her there is a golden circle.”
I think “hearing customers’ opinion first of all is very important so that works will go smoothly.”
Before I start explore new logo designs, I always sketch on paper or iPad (I often use “Fresco” as the app).
This time my client wanted to take in “a girl (as above)”, so I sketched this girl several times while looking for good images.
And also I wrote down keywords (like “lumière = light and so on”) about this logo to develop imaginations as I was search for the competitive logo design.
About text, my client wanted to make this logo with cursive writings so I chose “parisienne” as a font style.
Then I wanna make a logo tailored for customers so I added eyelash form to this text.
(Please look at “L”).
My client told me that text,“mie” is important so
I changed colors of “mie” to make these texts stand out.
Building on this logo, another idea came to my mind which I put stars like a brilliant light between hands.
After I sent the image on “fresco” to my Illustrator (on laptop) for doing “image trace”,
I did minor adjustments.
(For example
adding grainy efficient to the circle
Centering the object
Experimenting the balance between images and texts
and so on… )
My thoughts about logo design
I always ask myself a question as below about logos,
“How might I provide good logos for advance client’s service or business. “
My logo design style is actually with an original illustration so I think I always have to not to forget what logo is.
Logo design is not an illustration works.
That’s why I always think about functionality.
Moreover I am always looking for the balance between functionality and beauty.
Thank you very much for reading this article through to the end.
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