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SNSで遠くの誰かと繋がるより、身近にいる大切な人との関わりを大事にしたい

先日、実家に帰省しました。
お母さんと2人でお出かけをした時のこと。
車で向かっている途中、お母さんが話し始めました。

「子どもたち(お母さんが仕事で関わっている子どもたち)が色々話してくれるとよ。それで、私、えりさんの話、全然聞いてあげられなかったな、と思って。」

私に対して色々できなかったことがある、と後悔しているようで、お母さんはそんなふうに思っていたのだと、涙が出てきました。

お母さんは仕事と家事、育児を頑張ってくれていたので、話をする時間が少なかったのは、仕方がないことだと思います。私をここまで育ててくれただけで感謝しかないです。

話を聞いてあげられなかった、とお母さんは言いましたが、私はたくさんの愛情を感じてきました。印象に残っているのは、小学4年生の時の2分の1成人式で、お母さんからもらった手紙です。
2分の1成人式の時、先生が私たちそれぞれの保護者から預かった手紙を渡してくれました。
お母さんからの手紙は、A4用紙3枚にわたって、びっしりと書かれていて、クーピーで色も塗ってくれていました。
手紙の全てから、お母さんからの愛情が伝わってきて、教室で手紙を読みながら、静かに泣いたことを覚えています。10歳だった私に向けた手紙ですが、今でもこの手紙を読むと涙が出てきます。私のことを大切に育ててくれて、大切に想ってくれているのだと温かい気持ちになります。

「1.感謝の心を忘れない。2.素直に人の話を聞く。3.笑顔が一番。」を忘れないでね。でも一番心配なのは、がんばりすぎないことです。・・・生きていく上できつくなったら、休みなさい。ちょっと休憩して、またスタートすればよいのです。

お母さんからの手紙

大学生になり、親元を離れて生活するようになっても、お母さんからは「明日は寒くなるそうです。」等のLINEが届きます。お母さんは、ずっと私のお母さんで、ずっと想ってくれているのだと感じています。

ですが、私から「こういうことがあったよ」等の連絡をすることはありません。SNS等で、遠くの誰かや知り合いに対して発信することはありますが、お母さんや家族と積極的に関わろうとはしていませんでした。SNSでは、遠くにいる、様々な考え方を持った方々と関わることができますし、一つの居場所です。ですが、近くにも自分のことも想ってくれている人がいるのは、嬉しいことです。

こんなにも私のことを想ってくれている人がいるのだから、SNSで遠くの誰かと繋がろうとするよりも、身近にいる、私のことを大切に想ってくれている人と関わりたい。そして、「ありがとう」とちゃんと伝えていこうと思います。

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