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Learn and Live

こんにちは
JDSCのエンジニアだった横山です。
だった?
最近フロントチームへ移籍しました。
フロントというのは、営業やコンサルティングなど、クライアントワークが中心のロールです。


TL;DR
なんでそんなことになったの? ということを今日は書いていきます。
技術的なことはほぼ無いですが、エンジニアのキャリアパスとして、そういうのもあるかも? と思っていただければ幸いです。


※そもそも、TL;DR(Too Long, Didn’t Read笑)といったエンジニアにはお馴染みの書き出しも通じない世界へ飛び込むわけなので、そういった言葉が通じないというのを常に頭の片隅に置いておく必要があります。

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そもそもなんでそういうことになったの?


JDSCでは三位一体(バックオフィスを入れると四位一体)をポリシーにしています。
- フロント(FR)
- データサイエンティスト(DS)
- エンジニア(EN)
が一体となって、プロジェクトを進めたりプロダクトを作ったりしてます。
しかし、言うは易く行うは難しで、実際に協働しようとすると様々な問題が出てきます。
その中からいくつかピックアップします。

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実は、フロントとエンジニアではプロジェクトそのものの捉え方にズレがあります。
エンジニアでプロジェクトと言えば100%システム開発が伴いますが、フロントではシステム開発が伴わないプロジェクト、例えば戦略策定支援や、業務改善提案等があります。
そのため、単にプロジェクトと言っただけだとそれはビジネスプロジェクトなのかITプロジェクトなのか分からずに進めてしまうので穴に落ちがちです。

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それを防ぐためにITプロジェクトかどうかを意識し、プロジェクトマネージャーもITプロマネと呼称し、採用もITプロマネとプロマネを分けて募集しています。


成果物に対する考えも違います。
極論を言えば、フロントの成果物はパワポです。
もちろん、内容に関しては膨大なリサーチや思考の結果なのですが、厳密な検収もなく、クライアントが「いいね!」と言ったら検収OKになったりします。
そのため、クライアントとの関係構築が重要で、怒られながらもドメインナレッジを急速に吸収し、信頼醸成していきます。
これは、動いてナンボのエンジニアの世界とはかなり違った世界と言えるでしょう。


他にもいろいろとギャップがあるのですが、そういった諸々の積み重ねにより「あれ? あれ?」といったディスコミュニケーションが度々発生するようになりました。


というわけで、順序が逆転するのですが、そういったディスコミュニケーションの原因が何かが良く分からなかったので、フロントとエンジニアを越境するポジションをつくって明らかにしていくということになり自分がアサインされた次第です。そして、明らかになったことが上記等のズレの原因になります。

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さて、部門間のコミュニケーションギャップをどうやって見つけていくかというと、これはもう地道に1on1を重ねていくしかないというのが現時点での答えです。
もしかしたら、もっといい方法があるのかもしれませんが、同じ会社の社員同士であっても信頼醸成というのはそんなに簡単ではないと思っています。そのため時間がかかっても少しずつ丁寧に相手の声に耳を傾けることが結果的に最短最適なのではと考えます。


そして、そのギャップをどう埋めるかを考えました。
それが上で出たITプロマネの導入です。
どういうことか?

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フロントとエンジニアが直接会話すると、同じワードだけど微妙に認識がズレることによるディスコミュニケーションが発生します。
そこで、通訳者としてブリッジロールをつくり、まずは間接的会話によってコミュニケーションを適正にするという設計にしました。


ただ、このロールは非常に難度高く、弊社でもまだ1名しかいませんので、もし「私に任せろ!」という方いましたら是非応募ください(宣伝)。

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このフロントとエンジニアの関係性構築はまだ始まったばかりですが、それでも今まで気づいてなかったことが多々出てきます。
おそらくエンジニアの世界から出なかったら気づけなかったでしょう。
また、フロントのメンバーと会話するためにもジャーゴンやフレームワーク(これもエンジニアの言うフレームワークとは違います)を勉強する必要があります。


エンジニアのキャリアパスは、技術中心にスペシャリストに進む方向と、マネジメントスキルを磨く方向が主なパスですが、それとは別の世界線へジャンプインするのもアリなのでは? と今回のアサインで思いました。


Learn or Dieはいわゆる「死ぬほど学べ」ですが、ちょっと視野狭窄的な印象を持ってます。一心不乱に自分のスキルを磨いたり、知らないことをひたすら深堀りするイメージです。


それはそれでありですが、自分個人だけでなく周りも死なないように、そのために個別の学習だけでなく、全体最適をイメージした学習が必要では?
それがLearn and Live「学べそして生きろ」という考えで表せられるのでは?と最近思っています。


JDSCでは、そんなふうに生き方のベースに絶え間ない学習がある人を常に募集しています。


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