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アダプティブラーニングの未来とは「learning insight」が目指す、企業向け研修2.0 のカタチ

こんにちは!JDSCのKidoです。今日は広報としてではなく、JDSCで教育事業に関わる人間として記事を書かせていただきました。

JDSCって教育もやってるの?

「JDSCって教育もやってるの?」と聞かれますが、やってます!
電力や物流、メーカーのような重厚長大イメージがあるのかも知れませんが、教育領域は私が入社した創業当初からずっと活動しているエリアです。また、塾・予備校といった狭い範囲の教育だけでなく、日本の人口が減っていく中、どうやって人材の高度化をしていくか、不足しているデジタル人材の育成をどうするか、といった観点でも人の高度化には多くの社員が関心を持っています。

JDSCのCはコンソーシアム(Consortium)のCです。つまり、企業が「競争」するのでなく「協力」することで共通ゴールを達成することをJDSCはプロデュースします。日本全体で、これからの20年間で2,000万人の人口が減少します。国全体で高度な労働力をどう確保するのか、どのように産業構造の転換にキャッチアップできるようリスキリングを進めるのか、そのために必要なアクションはなにか、という問いは、個別企業を超えた産業課題、ひいては日本全体の課題と言えます。

高度なAIの社会実装を担うJDSCとしての、公開可能な協業事例はこちら↓でリリースを出させていただいている通りです。駿河台学園様とSATT様との大学受験向けのICT教材の開発や、LMS(learning Management System)の開発に携わっています。今回は、JDSCのプロダクトである「learning insight」の紹介をしたいと思います。


アダプティブラーニングが必要なのは受験勉強だけではない

まず、上記のプロジェクトで開発している大学受験向けのICT教材「スルメ」の紹介をさせていただきますね。リリースでの表現を転用しますと

コンセプトは、「問題を解く考え方を習得するための学習教材」です。難関大志望者の多くが受験する「駿台全国模試」の過去問等を素材とし、解答するまでに20分程度を必要とする難度の高い大問をじっくり解いていきます。それぞれの問題には、考え方の指針となる「ヒント」が設定され、段階的にさらに詳しくなる「ヒント」が数種類用意されています。問題に手がつかない場合、この「ヒント」を確認していくことで、解くための考え方の道筋が個々の理解度に合わせて身に付く仕組みです。

となるのですが、こういった「学習」は、受験のためだけに必要なわけではなく、むしろ社会人になってからの方が必要なのでは、と思っています。

「スルメ」のAI化は、大学受験向けに駿河台学園様とSATT様とで進めていきますが、社会人向け・企業研修向けのAIは、JDSCが得意とする時系列解析技術を用いて、独自にモデルを開発しています。


AIを「知識」の習得だけでなく「スキル」の習得にも活用したい

受験勉強を超えて、社会人になった時を想像してみてください。

例えば顧客から
「〇〇は××といった時には使ってもいいのでしょうか?」
「〇〇と××の違いは何でしょうか?」
という質問があった時、単にその質問に答えるだけは不十分ですよね。

「これを聞いてきているということは、実際は△△が知りたいはず」
など、質問の背景を推測して、質問の意図をくみ取り、追加のコメントができるかどうか、といったことが大事になってきます。

これができるようになるためには、これまで学生時代に学んできたような、一問一答の「知識を問う」学習だけでなく、一つの問題から、真の「問い」を導き出し、無数の回答の選択肢を思いつく「スキルを問う」ような学習が必要になります。時には、回答の代わりに深堀質問を返すか、場合分けで回答するといった返答ができるようになるところまで習得しようとすると、これまでのe-learningシステムでは難しいです。学習者の理解度・スキル習熟度に合わせて、問題やヒントをアダプティブに出す、というのをAIで行うことで、その学習者にとって最適な形で「考え方」や「スキル」を習得できると思っています。

企業向け研修サービス市場にUPGRADEを

そもそも、企業向け研修サービス市場は、拡大傾向にあります。2020年度はコロナ禍のダメージを受けたことが大きく響いてマイナス成長に転じています(事業者売上高ベースで前年度比8.5%減の4,820億円と推計)が、前年度までは伸長率が鈍化傾向もプラス成長を堅持していましたし(日経新聞/矢野経済研究所より。詳しくはこちら↓)

今後は、アフターコロナの研修形態として、オンライン型で行える研修サービスがより望まれ、集合研修型の研修費用のシフト先として、オンライン型の研修市場はより速いスピードで拡大すると推察しています。

集合研修が気軽にできなくなるからこそ、これまで行われていた「新製品研修」というような製品知識を習得する研修だけでなく、「営業スキル研修」といったものも、システムを通じて研修ができることを期待されると思います。さらには、「DX人材の育成」なども、一部はオンラインでの研修でまかなわれるのではないでしょうか。

ニーズがあり、今後も各社、投資されていく領域であるからこそ、UPGRADEが必要だと思っています。これまでのやり方で、全員同じ内容を同じスピード学ぶのではなく、AIが個人に最適化された問題やヒントを出して、それぞれが最速で学んでいく。そんなプロダクトを作っています。

教育・企業研修周辺事業を展開されている方など、「learning insight」のプロダクトについて詳しく聞きたい方は、ぜひこちらよりお問い合わせくださいませ!

また「learning insight」事業では、今回ご紹介した企業向けアダプティブラーニングの事業の責任者を募集しております!(募集要項はこちら↓)
まずはカジュアル面談からでも構いません、お気軽にご相談ください!


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