メッセージで「はい」一言返信って、ひどい?普通?MBTIのTとFでぶっちゃけトークしてみた。(前半)
こんにちは!広報のkidoです。今日はちょっと変わった取り組みをしたので、共有です。今回の記事は、会社の宣伝や採用に効くとか関係なく(笑)、面白かったので、こんな取り組みしてみたよ、という共有だけです。もしMBTIを取り入れてる or 興味のある方がいたら、ぜひ読んでみてください。
MBTI「T/F座談会」開催の背景
以前、テックブログでもご紹介した通り(https://note.com/jdsc/n/nc15a20f5671f)JDSCではMBTIを利用して社員の個性の相互理解を図っています。
毎週の朝会(全体会議)でMBTI観点での学びの共有を行っているのですが、そこでよく発表されるのは「PとJの違い」です。
*すごく乱暴に言うと、予め段取りしてゴールに向かって着実に向かっていきたい人がJで、タスク管理されたくなくて、臨機応変に対応し、最後に帳尻を合わせる(夏休みの宿題最後にやるタイプ)のを好む人がPです。
プロジェクトの進め方として、結構違いが出るので、話をしやすいのだと思います。そんな中、「コミュニケーションをとる上で、一番問題が起きそうなのって実はTとFの違いだと思うけど、きっと事例を挙げると具体的過ぎて、言いづらいのかも?」という話が出てきました。
*またもやざっくり説明すると、Tは、対象から距離を置いて客観的、論理的に捉え、合理的に筋が通ることや公平性を大事にする人。Fは、対象と同じところに立ち、当事者として判断し、その人が大切していることや自分の価値観を考慮にいれて結論を導こうとする人。論理派と感情派ぐらいに思っておけばOKです。
なので、一度TとFの違いについて、座談会で話してみよう!ということになりました。
登場人物
ドT:矢内、阿須間
ドF:F①、F②
お世話人:kido
Tに振り切れてる人、Fに振り切れてる人を2名ずつ集め、私が間で聞き取りをする形です。実は、ここにもTとFの違いが出まして、Fのお二人は「公開どころか、社内の人にも、こんな発言したってバレるの恥ずかしい~!」ってことで、名前を伏せることになりました。ちなみに、私もどちらかというとTです。
テーマ①:チームメンバーが作った発表や会議資料の内容があまり良くなかった時にどういう指摘や相談をする?
kido:ちょっとした修正ではなくて、作り直しレベルでダメダメだった時を想定して回答くださいね。
F①:こういう場合は、一緒に入って作ってあげますね。
矢内:一緒に作る!!??
F①:その人が作ったことを尊重してあげつつ、「ここがダメだよとか指摘しても無駄だな」と思うぐらい修正必要な時は、一緒にやっちゃいますね。世話を焼き過ぎかもしれないけど・・。
矢内:なるほど・・。僕は、どこがダメダメだったのかの理由(こういう書き方だと見にくいとか、この表現だとクライアントが理解できないとか、そういうの)をファクトベースで伝えますね。次から同じミスが起きないですし、本人も、それを気にしてくれて、能力が上がってハッピーだろうし。
F①:理由を説明するけど、自分は手を出さないってこと?
矢内:基本出さないですね。緊急事態なら手を出すかもしれないですけど、それでも理由は必ず言います。
F②:確かに、メンバーを育成するという観点で、どちらがいいのかは過去に何度もぶち当たって、たぶん指摘をして、その人にやらせた方がいいのでしょうけど、私の性格上、やっぱり一緒にやっちゃいますね。育成上良くないかもしれないですけど・・。
kido:一緒にやる時に説明はするんですか?
F②:理由は説明しますよ。説明しながら、「こういう風にしたら、もっとよくなるよね」と見せるんです。ぽんと投げ返すよりは、一緒に入ってしまう気がします。
kido:それってその人を育ててあげよう、の気持ちなんですか?
F②:本人に考えさせようではなく、やり方を見せながらの方が伝わるだろうし、コミュニケーションが早いだろうなって思うんです。営業の時とかも、事前にあれこれ言っても仕方ないから、「今日は私が話すから、見てて」って言ってました。これがFっぽいのかは分からないですけど。
矢内:阿須間さんの意見を聞いてみたいです。
阿須間:私も自分で手を出すと思います。けど、何で作り直すのか分かってもらおうとしてます。「これだと分かりにくい」とか、「趣旨がずれちゃう」とか説明します。その人が育成対象かどうかによって変わってきますね。育成対象ではなかった場合、「もうこっちでやります」って言っちゃいますね。
矢内:確かに育成対象かどうかは大きいですね。
F①:あと、新人の元気な子か、おとなしそうな子かでも変わると思います。新人の元気な子とかなら「ナニコレ!?」とか「全然だめじゃん。」って言えるけど、もし、おとなしい子だったらトイレで泣いちゃわないか心配で、丁寧になりますね。
矢内:僕も、相手のメンタルが弱めって分かってたら、冒頭に「作ってくれてありがとう」とかの前半にデコレーションはおきますよ。
皆:デコレーション!?
F①:それはデフォルトだと思っていた・・!「がんばったね、お疲れ様。」から話すでしょ。
kido:F②さんは?
F②:えー、難しいな。・・こっそり指摘しますね。
皆:こっそり??
F②:そう、こっそり。皆の場でいうのはなんなので。
阿須間:あー、なるほど。その観点出てなかったですね。
矢内:言い方とか、言う内容は?
F②:「ここはこうした方がいいんじゃないの?」とかですかね。社内の発表だったらそのまま本人でいいですし、社外だったら、「あれだったら自分がやろっか?」って聞いてあげて、やります。
kido:本人に聞いて、希望を聞くってことですか?「自分で頑張ります」って言ったらやらないってこと?
F②:そうですね。
矢内:仮にF②さんがやった場合、本人は自分がダメだったってことに気づけないのでは?と思うのですが、どうですか?
F②:「あ、ここってこうするんだ!」って気付くんじゃないですかね。見比べて正解だと学ぶと思います。
F①:なんか、見てわかってくれると思ってます。
◆kido見解◆
意外と違いが見えましたね!Tの人は、アウトプットの改善、次回再発しないように、ということを念頭にどうフィードバックするか考えて、Fの人は、もちろんアウトプットの改善も考えますが、フィードバックした相手が、それをどう受け取るかを気にしてる感じ。特に、F②さんは一言目に、フィードバックの内容よりも、その人の気持ちを慮って「こっそり言う」という事の方に焦点を置いてましたね。
テーマ②:過去の経験で「言ってることは分かるけど、言い方が・・」って思ったセリフって?
F②:ありますよ。具体的に何かって言いにくいですけど、そっけない言い方。ですね。
阿須間:絵文字とかつけないでの返事とかってことですか?
矢内:あ、文字情報ってこと?どんなことですか?
F②:あんまり言えないですけど・・
皆:個人名出さなくていいので、言ってください(笑)
F①:あ、「そっけない」に関しては私ありますよ。仕事じゃなくて、家庭の話なんですけど・・。親とか夫もTなんですよ。LINEで、「これお願いします」とか送った時に「はい」とかしか返ってこなくて。「りょうかーい」とか、「わかったよ」とか返してくれないんですよね。はじめ、「怒ってるの?」と思ったけど、毎回この返事が返ってきて「あ、これが標準なんだ。」って分かりました。
F②:確かにそれはそうですね。「はい」は無機質すぎますね。
矢内:えっ・・。旦那さんの気持ちわかりますよ。僕の中では、「はい」と「りょうかい」の差がないですよ。言ってることはYESで、全部、意味一緒ですからね。
F①/F②:いやいや、それは「怒らせちゃったんだな」と思ってしまいますよ。
矢内:短くて分かりやすいから、なんなら「はい」は善意ですらあるんですけど・・。
阿須間:知ってる人なら大丈夫なのでは。私も家に帰る時に、夫に「かえる」の3文字で送っちゃいますね。夫から何も言われたことないですよ。さすがに初対面の人には失礼にあたるので送らないけど、仲良くなってたら別にいいんじゃないですか。他にも「ついた」とか3文字ぐらいでしか送らないですね。
矢内:あー!良い!「ついた」とか良いですね!
kido:そういう人だと分かっていても、変えられるなら変えて欲しいんじゃないんですか?
F①/F②:そういう人だって分かってたら、まぁいいかな。実際、怒ってないならいいです。
F①:「はい」を使う人に「りょうかーい」とかって返信させてしまうのは、それはそれで申し訳ないです。
矢内:すごい気を遣ってくれるんですね。
◆kido見解◆
結構違いが出ましたね。「他意はなくて、相手がそういう返事をする人である」ということが分かれば大丈夫ということなので、結局は相互理解が大事、という話になるわけです。ただ、答える側の方も、「この返事の仕方だといらぬ心配をかけてしまいそうだな」といった配慮も必要で、相手のMBTIを知り、合わせて対応することって大切ですね。返事の仕方一つ、こんなところにも差がでるんだ、という一つの学びになりましたね。
さて、少し長くなってしまったので、今日のところは一旦区切ろうと思います。
続きは後半で。
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