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人事責任者に必要な「対話力」

先日、人事部長が集まっての新春の座談会があり、参加しました。テーマは「次世代を担う人事リーダーをいかに育成していくか」。いずれ、サイトに概要がアップされることになるかと思います。

語るのが好きな人ばかりということもあり、話はいろいろと多岐に渡ります。そんな中で当然ですが、「人事リーダーには何が求められるのか」という話にも話題は移ります。求められるものは非常に多岐に渡るのですが、今の時代、そしてこれからの時代にもっとも必要な力について、やっぱり「対話力」だと思い、そんな話をしました。

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社内の主要メンバーと丁寧に対話をして、会社の意志をきちんと伝えるとともに、それぞれが抱いている思いや意見をしっかりと受け止めていく。また相手の中にあるもやもやとした課題感、アイデア等を一緒に言語化していく、そんな力です。

ただ、全社員と個別に対話をすることには限度がありますので、マスを活用した対話も大切になってきます。社内の会議や説明会でどんな内容をどうキャッチ―に語るか、どのように語りかけるかも非常に大切なことです。また、人事から出す発信物はすべて会社からのメッセージですから、ここでの語りも大切です。通達1つ出すにも、社員との対話ツールだと丁寧に言語化する必要があります。そう、人事通達でのコミュニケーションも人事と社員の対話の1つなのです。さらには、オフィシャルな通達等だけではなく、ややフランクな情報伝達ツールを持つことも大切です。

対話こそが、組織を動かす潤滑油であり、血液であることは間違いありません。

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国家資格キャリアコンサルタントの次の試験まで1か月を切りました。チャレンジしている皆さん、まずは試験をクリアするのが現実的目標です。私の担当するクラスにも、いつも大勢の人事パーソンがいますが、この学習は経営に資する人事パーソンになるためにも非常に有効です。これは別の機会に書きますが、キャリアカウンセリング的な動きは人事の本業そのものです。是非、試験のその先の地平線を見据えて、残りの日々の学習に励んでください。

※写真はとある日の新橋梯子酒。

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