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算数好きの弊害

皆さん、こんにちは!
JCEL株式会社 代表の三坂です。

前回、自然環境に生きる人間の「不自由」についてお話しました。
皆さんいかがでしたか??

前回の記事も併せて御覧ください!

今回はもう少し日常の話に戻して、私の働く上での頭の中を少しご紹介します。

思考のプロセスと結論

「多忙な上司への説明は結論から!」というのは世のサラリーマンの常識ですが、私はちょっと苦手です。

もちろん、会社勤めの中間管理職時代には鉄則に基づいて、上司には結論から説明していました。

但し、逆に部下から「三坂さん、結論は○○です!」と誇らしげに報告されると、「だから?」と返してしまうことが多かった気がします。
(もちろん、意地悪ではなく笑)

多くの決定権者は報告の前に既に自身の「結論」があって、部下がそこに合致することを求めているように思えます。

もちろん、明らかに答えが出ている事象についてはそれで良いと思います。

ただ、私の業務は「ものづくり」に関連して「正解のわかりづらい」ことが多かったため、私にとって「結論」よりも「思考のプロセス」の方が判断基準になり得たのです。

算数とプロセス

一方で、自身の性格(思考回路)も大いに起因しているとも感じています。

私は幼少の頃から記憶するのが大の苦手で、学校の授業の中では記憶する量の最も少なくても良い「算数」が好きでした。更に算数のテストでは計算はあまり好きでなく、文章問題(特に証明問題)が大好きでした。証明問題は「○○であることを証明しなさい」と解答へのプロセスを構築する、そのプロセスは必ずしも一つではない、という「曖昧さ」も好きな要因でした。

但し、決して算数の証明問題のテストの点数は芳しいものではありませんでした。

その理由は「プロセスを探求しているとき」にはアドレナリンが体中を駆け巡りモチベーションアップするのですが、「プロセスが見えた瞬間」に一気に興味が失せてしまうのです。

テスト用紙の余白で検証したメモには正解が記されているのに正式な回答記述の際には誤って記載するということが多発していました。
(単にだらしないということかもしれません…)

今でも「プロセス重視」のマネージメントからは脱却できておらず、プロセスが見えた瞬間に「あとは任せる!」ということも少なくありません(笑)。

皆様も「算数好き」の上司や取引先の取り扱いにはくれぐれもご留意くださいませ。

JCEL株式会社 代表取締役 三坂伸也


三坂伸也の略歴

一級建築士

早稲田大学理工学部を卒業。
1985年大成建設(株)入社。
1989年オリックス(株)入社。

オリックス不動産(株)水族館事業部長、オリックス水族館(株)常務執行役員を経て、2014年12月オリックス水族館(株)代表取締役に就任。

京都水族館(京都市下京区)、すみだ水族館(東京都墨田区)の開発・運営責任者として陣頭指揮を執る。

2019年 2月JCEL(株)設立、代表取締役社長に就任

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