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Youtube広告は変わるべきだ ①

 

 Youtube広告に含まれる有害情報の多さに驚く。

 同じ広告が何度も表示される、広告が多いなどの声はよく聞くが、広告の内容についても議論が必要ではないか。


 調べてみると、Youtubeの広告は、Googleなどにトラックされている性別や年齢層などに合わせて“適切”な広告が表示される仕組み。見ているコンテンツや検索などもある程度影響はしているようだが、それは差別的表現や若年層に悪影響を及ぼす内容を含んでいい理由にはならない。

 これらの広告の中には「こうなりたくないですか?」というメッセージ(これについては次の記事で議論する)だけでなく、誰かが主人公の容姿を貶すシーン、また特に女性を軽視する表現などが含まれている。

 「あいつデブスじゃん」
 「腕の毛剃ってないとか生理的に無理」 
 「もう女として見れない」
 「〇〇のほうが胸大きいから良いよね」

など、例を挙げるときりがない。こういった発言がアウトなのは言うまでもないため、ここでは批判を割愛する。

 さらに言うと、彼氏や男友達に侮辱されて女性が"きれい"になることを決心するパターンが多い。男性のステレオタイプを利用しながら、「男性にモテたければ女性はどうあるべきか」という固定観念を一層広めている。害悪である。

 女は男のために変わる必要などない。このようなCMで女性も男性も侮辱して時代錯誤もいいところだ、と私は言いたい。

 女性軽視的な発言は漫画に登場する男性キャラクターに任せておいて、サプリ・サービス販売者が直接侮辱的なコメントをしなければ問題がないと思っているのだろうが、このような広告を制作し公開している時点で同様にoffensiveなのであり、批判されて当然だ。人権意識が低すぎる。現在高まりつつあるジェンダーロールからの解放運動に逆行し、さらなるジェンダーギャップの拡大を招きかねない


 制作者は大きな影響力があるのを認知しているからこそYoutubeに広告を出しているのだから、たちが悪い。特にこれから価値観・社会観を構築していく若者にとってどのような影響を与えるのか、しっかり考えていかなければならないだろう。



 ところで、若者のYoutube閲覧頻度をみなさんはご存知だろうか。

Youtubeの閲覧スクリーンショット (56)


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参照:「YouTube」をほぼ毎日見ている割合: 10〜20代ではテレビ超え | 動画サービスに関する調査結果 (2019年6月実施)

 青が「ほぼ毎日見ている」と答えた人の割合。10代の半数以上が毎日Youtubeを閲覧していることがわかる。テレビCMやポスターが物議を醸す事態は何度も見てきたが、Youtubeの広告はあまりにも話題に上がることが少ない。このままで良いわけがないのだ。


 閲覧者が広告について報告するまでもなく、Youtube広告制作側が倫理的な判断をし、人権や尊厳を意識した広告制作を行うことを期待している。




次回記事:Youtube広告は変わるべきだ②




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