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566 仕事に私情をもちこめる人は強い。(稲田)2024/6/6

スマートキャンプ社 インサイドセールス部長 井塚さんのnote『顧客視点でメールを書き続けたら「井塚さんのメルマガを読みたくて資料請求しました」と言われるようになった話』をとても興味深く読みました。

詳細はぜひご覧いただければと思いますが、下記の引用箇所が個人的に好きです。

そんな私がメルマガ運用を見直すきっかけとなったのが、とあるお客様からの日程調整があったことでした。そのお客様をYさんとします。
いつものように商談の日程打診をCVポイントとしたサービス訴求のメルマガを配信したところ、Yさんから日程予約が入ったんですね。で、私はその1-2ヵ月前にYさんと食事に行かせていただいており、Yさんは実績もご経験もおありで、私より遥かに優秀な方でした。
そんなYさんから日程予約が入り、私は何というか、嬉しい反面、すごく恥ずかしい気持ちになったんです。Pardot・Salesforceの履歴を見ると、Yさんは日程予約が入った2ヵ月前くらいから弊社のハウスリストにいらっしゃいました。ということは、この2ヵ月間ずっと私からの商談打診メールが送られていたことになります。私は「本当にこのままずっと"商談獲得をするためだけのメルマガ"を送っていて良いのか?」「自分が今送っているメールはYさん宛てに個別に送付できるものなのか?」と思い、メルマガ運用を見直したいと思うようになりました。
今思えば、メールの向こう側にいる"お客様の顔"がリアルに想像できたことが大きかったと思います。それまではクリックとかCVとか、メルマガとしての指標にばかり関心がいっていましたが、Yさんの日程予約が入ったことにより、メルマガの向こう側にいるお客様の体験に想いを馳せられるようになったと思います。
そうして私は、営業都合のメルマガから、お客様のお役に立てる情報提供に努めたメルマガへと変えることを決心しました。

メルマガ見直しのきっかけとなったのが、「自分が今送っているメールはYさん宛てに個別に送付できるものなのか?」という個人的心情なのがいいんですよね。リアルだしその気持ちはよく分かる。仕事に私情をもちこめる人は強い。と思っています。惰性でやってしまう仕事を見直すトリガーになったり、自分を動かす強力なエンジンにもなるので。もちろん、「仕事は仕事。私は私」な人がいてもいいですが、大小の差はあってもどのみち私情が入ってくるので活用できるものは活用した方がいい。

ぼくもメールに取り組む姿勢を見習わなければ…と改めて思ったnoteでした。

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