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ネタがないからメールが送れない問題

派手でなくとも施策を続けている人の発信には耳を傾けるようになる。べき論を言うだけで実行が見えない人の発信はスルーするようになる。こういった体験は日常的によくあります。大切なのは日々の姿勢から信頼性を醸成できるかなんですよね。

BtoB企業のメールマーケティング

BtoB企業のWeb活用において重要施策であるメールマーケティングも同じで。メール1本毎の開封率やクリック率より、継続的にソリューションを届ける姿勢が顧客との信頼醸成に大切だと思っています。

BtoB企業がWeb活用を始める際に「ネタがないからメールが送れない問題」がよくあります。Web活用をスタートしたばかりの企業の多くはこの問題を抱えているのではないでしょうか。でも、この問題は本末転倒で。

メールを送るためにネタが必要なんじゃなくて、「顧客の課題解決に貢献すること」を目標に自社技術やサービスを案内するのが目的です。メールはそのためのツールであり手段に過ぎません。

「ネタがない」という発言は、「顧客に提示できるバリューが自社にない」と等しいです。本来、そんなはずないのになぜかすぐ言いたがります。バリューがなかったら今のビジネスは成立していませんよね。

ネタがないのではなく、言語化できていない

顧客への配信メールのネタが本当にないのであれば、原因は下記のどれかです。

・自社のソリューションを言語化できていない
・顧客の課題を把握していない
・技術やサービスに価値がない

ほとんどの企業はそんなはずありません。ビジネスが成立しているんだから。安易に「ネタがない」とか言わない。

ネタじゃなくてお客さんを見ましょう。

  • 今のお客様はなぜ自社から買ってくれているのか?

  • お客さんに喜ばれるのはどんなときか?

  • 自社製品のどの要素が顧客の課題に応えているのか?

これらの言語化を進めましょう。分からなかったら社内やお客さんに聞きに行きましょう。「これかも?」と仮説を発見したらコンテンツにしてメールで届けましょう。その反響が仮説の結果です。顧客理解を深め、より課題解決に役立つテーマとコンテンツに反映していきましょう。その循環がメールマーケティングの舞台であり、顧客との信頼醸成の場になります。

顧客に送るメールもビジネスにおける通常の活動と同じです。顧客との接点の場がWebであるだけの違いです。顧客を前にして「ネタがない」とか言わないですよね。メールマーケティングを作業にしないで、仕事にしましょう。

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