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403 「難易度は上がるが、やらねばならぬ。でも、やり方が分からない」という地方中小企業の問題。(稲田)2023/9/27

こちらのツイートに共感しました。

組織においてはミドルマネジャーが課題。なぜか、それは近年ミドルマネジャーの重要性が高まっている≒業務難易度が飛躍的に上がっている、から。経営層はそこに対して適切な投資、支援、挑戦の機会を与えられているかが問われている。という今日のセミナーの内容に激しく同意します。

厳密に言うと「組織の課題の多くをミドルマネージャーに集めてしまっていること」が課題ともいえる。構造で捉えるならそれが正しい表現だと思う。経営層は「うちのマネージャーが〜」ではなく「うちはマネージャーに〜」と表現してほしいな、と。

「近年ミドルマネジャーの重要性が高まっている ≒ 業務難易度が飛躍的に上がっている」

本当にそう思います。たぶん業種を問わずですよね。ミドルマネジャーの重要性が高まるに比例して転職が活性化するに決まっているので、地方中小企業は「ミドルマネジャーに留まってもらう施策と待遇設計」が急務になると感じています。

顧客先で頼りにしていたミドルマネジャーがいなくなると茫然とします。「近年ミドルマネジャーの重要性が高まっている ≒ 業務難易度が飛躍的に上がっている」の通り、抜けた場合の穴が大きいので塞ぎようもない。中小企業のリスクヘッジとしてもミドルマネジャーの留保は重要だと思っています。難しいですが。そもそも留保なんてできるのか。

採用サイトでは「新卒採用」「キャリア採用」と漠然としたくくりではなく、ポジションやスキル、業務内容を個別ごとに深掘りして、個別ごとにコンテンツ化していく必要があるはずです。しかも求職者のインサイトを理解した上で。ミドルマネージャーの募集はその代表例になるんじゃないでしょうか。そういった個別の深掘り、個別のコンテンツ化、インサイトの深掘りなんて地方中小企業にとっては難易度が高いですよね。採用サイトをただリニューアルしただけでは何にも変わらないし。でもやらねばならぬ。

「難易度は上がるが、やらねばならぬ。でも、やり方が分からない」
これが今の地方中小企業を取り囲む深刻な問題だと思っています。どうしたものか。


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企業の採用は「選ぶ側」から「選ばれる側」に立場が変わる。

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