見せ方を変える(金子)2023/08/29
こちらの記事がおもしろかった。
「見せ方を変える」というのは私たちの仕事においても必要な意識だと思う。
この記事の例でいうと、言葉づかいを変えた。
悪臭がなくなる→ニオイが消えて空気が爽やかになる
同じような意味だが、この変更で売上が大きく増えたらしい。
インタビュアーの方も言っていたが、「自分がいる空間を悪臭だと思いたくない」という人の本音を捉えた訴求だと思う。
そしてこの見せ方を掴んだからこそ、当初の主力業界であった食品以外のホテルやパチンコ店、オフィス・商業ビルへ拡大できたのだろう。
見せ方を変えて売れた例は他にもたくさんある。
上記の話とは少し異なるが、シーブリーズもそう。
シーブリーズは発売当初、サーファーやスポーツ選手(男性)をターゲットにしていたが、マリンスポーツの需要下降に伴い売上は低迷。
そこで今までのターゲット層から「好きな男の子のために制汗剤を使う女子高生」に変更。
可愛らしいパッケージに変えたり、カラフルで香りも選べるラインナップに。CMなども駆使し、ブランドイメージを大きく変更。
結果的に1年で低迷期の8倍の売上を記録したそう。
このあたりをWeb制作の領域と離れているように感じるかもしれないが、決してそんなことはないと思う。
要は、誰に何を売るかの「誰」を常に意識し、心の機微を捉える。
そのためにユーザーの行動や心理を観察し、仮説を立て、実行する。
一連のプロセスはWebサイト制作や活用においても通じる話だろう。
偉そうに書いているが、私自身まだまだ意識も行動も足りていない。がんばろう。
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