HubSpot×Shopify連携について(2022.03.08宮坂)
HubSpotとShopifyの連携を視野にいれている新規提案案件があります。
HubSpotでのサイト構築、ShopifyでのECサイト構築は実績があるのですが連携して運用していくことに関する知見が、まだあまりありません。
提案するにあたって、「連携することで何ができるのか。」「どんなメリットがあるのか。」を、調べました。
基本的には「Shopify起点でHubSpotを連携する」という軸での考え方がベースのようです。
"HubSpotのCRM機能を活用してマーケティング活動を行い、Shopifyでの購買をゴールとする。"
という考え方。
よく考えればごく自然で当たり前のことなのですが・・・今回の案件は、どちらかというとHubSpotのコンタクトを起点として考えていたので、少し頭を整理しなければと思いました。
HubSpotとShopifyを連携してできること
ShopifyにHubSpotを連携することによって、Shopifyで商品を購入した顧客の「購買データ」や「顧客情報」をHubSpotのコンタクトに同期することができます。よって、より精度の高いマーケティング活動ができるようになります。
Shopifyにも、顧客をセグメントしてマーケティングメールを送るなどの機能は備わっていますが、より顧客を細分化したリストを作成したり、メールをオートメーション化したい場合などは、CRMの導入がおすすめ。
そしてShopifyとスムーズに連携できるCRMは、HubSpotということになるのかなと思います。。
連携するメリット
HubSpotとShopifyを連携するメリットは以下になります。
マーケティングの自動化
HubSpotのオートメーション機能を使えば、顧客のニーズに基づいて特定の製品やサービスを自動的にお知らせすることができる。
さらに、自動リマインダーでクーポンコード(かご落ちメール)を送信し、チェックアウトを完了していないお客様を獲得することも可能。
お客様対応の自動化
HubSpotのチャットボットを使えば、お客様対応を自動化することもできる。
マーケティング効果の分析
EC サイトへの流入や、お問い合わせ、売上や商品に関する詳細なレポートの作成が可能。これにより、最も費用対効果の高いマーケティング戦略やチャネルがわかる。その分析を元にサイトを改善しPDCAを回していくことが容易になる。
顧客データの分析
Shopify だけでは貯めることのできない WEB 上の行動データ等を Hubspot が顧客データと紐づけて蓄積してくれます。これによりただ商品を買った、買わなかったという情報だけでなく、「どんな行動をした人が商品を買ってくれたのか」のような、より深い分析をすることができるようになります。
注文・商品・顧客の管理
Hubspot には、EC サイトでの顧客の注文履歴や顧客が購入した製品などに基づいて、新しいリストを作成およびセグメント化する、CRM 機能があります。それにより、例えば「過去に商品Aを購入した顧客に、リピート購入を促すメールを送る」といったマーケティング活動が可能になります。
連携するときの注意点
コンタクト情報の更新は、Shopify ではなく Hubspot で行うようにする。Hubspotで更新を行った場合、その更新情報は Shopify に同期されますが、Shopify で更新を行っても Hubspot に同期されないため。
Webサイトはどちらで作る??
A:Shopifyで構築した「ECサイト」にHubSpotのCRM機能を連携する
B:HubSpotで構築した「Webサイト」にShopifyのカート機能を設置。コンタクト情報を連携する
C:HubSpotで「コンテンツサイト」を構築&ShopifyでECサイト構築。コンテンツサイトのユーザーとShopifyの顧客データをHubSpot CRMで一括管理。リスト化。
色々なパターンが考えられます。
今回はおそらくCパターンでの提案になるかと思いますが、おそらく一番ベーシックなのはAパターンではないでしょうか。
Shopifyは、簡単・安価でECサイトが構築できるとても万能なECプラットフォームだと思います。そこにHubSpotのCRM機能が加われば鬼に金棒。
とはいえ、その構築したプラットフォームをどう運用していくかが、なによりも一番重要になってきます。
"公開後の運用を視野に入れた最適なプラットフォームの構築"というところを制作ユニットとしては目指していきたいなと思います。
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