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187 「何かこれ上手くいかないな…」というときは一旦フレームから出てみる。(稲田)2022/8/12
仕事で「何かこれ上手くいかないな…」というときは、今やっているフレームの外に一旦出てみるのがぼくの場合解決策になったりします。
下記の一節がイメージとしてわかりやすいです。
ベイトソンは臨済宗の公案の話をあげています。
禅の修行で、師が弟子の頭上に棒をかざし、厳しい口調で「この棒が現実にここにあると言うならこれでお前を打つ。この棒が実在しないと言うなら、お前をこれで打つ。何も言わなければ、これでお前を打つ」といいました。
ここでは「棒があるかないか」の問いにこだわってしまうと、どちらにせよ打たれてしまいます。
そこで発想を変えて「棒を師から取り上げる」とベイトソンは言っています。師は棒を取り上げてはいけないとは言っていないのです。
仕事を進めていると「こうあらねばならぬ」といった思い込みが往々にしてあります。その思い込みに縛られて身動きがとれなくなる状況は珍しくありません。思い込みから一旦外れるのが大事。
関連note
上記の公案はダブルバインドの事例として挙げられています。
ダブルバインドとは
ダブルバインドは私たちの日常生活の中にも多く潜んでいます。家族間や学校、会社の中でのコミュニケーションでよく発生するのがこのダブルバインドです。ダブルバインドとは「二重拘束」という意味を持ちます。二つの違う矛盾した意味のメッセージを相手に命令することで、相手を混乱させ強いストレスを与えるといったコミュニケーションのことを指します。
仕事においてもダブルバインドの罠は日常的にありうるので注意が必要です。詳しくは下記noteをご覧ください。
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