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518 採用サイトをつくる際、ルーキーに入社動機をこっそり聞く理由。(稲田)2024/3/27

株式会社地元カンパニー 代表取締役の児玉さんのツイートにとても共感しました、

詳細はぜひツイートを読んでいただければと思いますが、一部だけ引用させていただきます。

では、当社(地方にある企業)の最強採用ツールを紹介しようか。 当社はこの採用ツールを使うことで、活躍する社員を何名も採用できています。 投資対効果は最強(当社比)なので、正直いって教えたくはなかった。 コストは0ではないが、一般の採用広告費と比較しても高くない。むしろ安い。 これ、地方企業だけでなくて、都市部でリモート勤務者を探している企業も、もしかしたら有効かもしれない。 確実にリーチするし、なんなら保管されるし、人から人へ手渡される。 新聞折り込み広告です。

https://twitter.com/mitsushi324/status/1772431022778708077

これ、とっても共感します。

採用サイトをつくる際に「何でこの会社に入ったんですか?」とこっそり聞くと、8割のルーキーが「家から通えたからです…」とこっそり教えてくれるのでこの施策は本当に試していただきたいです。通勤圏内に実家がある大学生がほぼターゲットになるんだから。親と本人に自社を認知してもらうのが大事。

入社動機をこっそり聞く理由

なんで入社理由をこっそり聞くのかというと、正面から聞くと「やりたい職種だったから」とか表向きな返事しか返ってこないからです。ぼくはそういう返事はほとんど信じていないので、なるほどなるほどと受け止めつつ、「ところで本当のところは何でこの会社に入ったんですか?」と非公式な感じで聞くと、「…家が近かったからです。笑」と教えてくれます。2割くらいの人は「◯◯がやれそうだったから」との返事になりますが。念を押しておきますが、長野県というローカルの地方中小企業の場合ですよ。東京などの都市圏の採用は知りません。

それで、実際のところはどうだったの?

つまり、ほとんどのルーキーは模範解答をしてくれているんですよね。大人やおじさんが期待しているような。それは全然悪いことじゃないと思います。ぼくだってそうするし、暗黙的にそれを求めている大人たちの雰囲気がそもそもの原因だし。でも、企業の採用側が素朴にそれを信じたり、「やる気のある素直な若者が欲しいです!」みたいに言い続けるのも愚かしいですよね。表向きの模範解答は礼儀正しく受け取りつつ、「それで、実際のところはどうだったの?」と教えてもらうのが大人の仕事だと思っています。

長々と書きましたが、結論的には「地方の採用活動の場合、多くの学生は実家から通える企業を探しているんだから、新聞の折込チラシなど " 通勤圏内の若者へのリーチに有効そうな媒体 " は何でも使って本人と親の認知をとにかく獲得すること。自社を想起してもらう準備を日頃から重ねておくこと」がぼくの言いたいことです。せっかく採用サイトをリニューアルしても事前の認知が足りてなかったら無人島にお店を開くようなものなので何も起きないんですよね。

地方中小企業の採用活動に大切なこと

繰り返しますが、必要なのは【通勤圏内の若者】に【自社を想起してもらうため】の【日々の活動】です。地味です。ローカルです。時間がかかります。一発逆転ホームランとか万バズとか期待できない領域ですが、「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」とイチローも言っています。ぜひご検討ください。


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