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vol.589 意思と意図は文章に表れる。(稲田)2024/7/9

HubSpotを活用したWeb制作をしていると、顧客に向けた文章(メールや資料)でこんな風につい書いてしまいます。

「HubSpotを活用して御社の営業活動を推進する」

別にダメではないのですが、いかんいかんと下記のように書き直しました。

「御社の営業活動を推進するためにHubSpotを活用する」

ん?一緒じゃんと思われるかもいるでしょうが微妙に違う。これはニュアンスの問題なので実際はどちらでも問題ないと思います。でも、ぼくは修正した文章のように振る舞いたいし、その姿勢を持っていたい。ニュアンスの違いはわずかでも、日々のコミュニケーションに積み重なって表れるはずなので。

いやだからどう違うんだよ。同じじゃんかよ。説明せよ。と言う方もいるでしょうが、ニュアンスを説明するのが嫌いな性分なのでしません。笑

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「HubSpotを活用して御社の営業活動を推進する」

プロダクトやサービスの提供者側は上記の言い回しが多いと思います。悪いことではありません。メーカーなんだから自社製品を主体にするのは当然。(注:HubSpotの名前を出していますが、HubSpotがそうと言っている訳ではありません)

でも、ぼくたちのようなWeb制作会社や支援会社は立場が違うはずで。誰の何の役に立ちたいの?バリューは何?という自問自答をいつも持っているべきだと思っています。そしたら文章は下記になるんですよね。立場が変われば主体が変わる。

「御社の営業活動を推進するためにHubSpotを活用する」

大切なのは自分の意思と意図に自覚的であることだと思っています。意思と意図は文章に表れる。


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