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マンゴの木の物語

バングラデシュにはさまざまな花と果物があります。果実の種類も多く、ジャックフルーツは国果、マンゴ、黒イチゴ、バナナ、ナツメヤシ、ココナッツ、タマリンド、その他たくさんの果物の宝庫です。そしてどれもとても美味しく、とりわけマンゴは一番美味です。マンゴは、
1月から2月に実をつけ、5月下旬から8月に熟し、市場にはさまざまな種類(ヒムサゴル、イアンガー、ゴパルボグ、モリイカ、ハリヴァンガ、アムルパリ、フォジリ)のマンゴが並びます。

マンゴの誕生についてお話しましょう。

マンゴを食べた後、投げた種からあるとき芽が出てきます。木に成長すると、マンゴが芽をつけ始めますが、小さな芽はとても良い香りがします。その芽から若いマンゴの実が出て、育ちながら熟していき、マンゴのシーズンが始まります。小さい実のときはとても酸っぱくて誰も食べませんが、熟すととにかく美味しいのです。たくさんの実をつけたマンゴの木は、重さで枝が下がってきます。まるで頭を下げているようで、人びとは容易に実をとることができます。そして、実がとられた後は再び頭を上げ、今度は酸素を出してくれます。

私は、マンゴの木から花、果実、酸素を得て、次のことを学んでいます。
1.小さい時は酸っぱくて、熟すととても美味しい → 同様に仕事も始め  はうまくいかなくても、だんだん良くならなければいけない。
2.実をいっぱいつけたマンゴの木は垂れ下がり、誰もが実をとり易くなる → 人が良い行いをするときも、傲慢でなく謙虚であること。
3.実をつけていない時のマンゴは木陰や酸素を出してくれる → 指示待ちすることなく、いつでも何か行動して時間と機会を活用すること。

2021年9月30日
JBCEAバングラデシュ 副カントリーディレクター シャヒナ・カートゥン

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