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曼珠沙華

曼珠沙華は彼岸花の別名です。

ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。原産地は中国大陸であり、日本においては帰化植物に分類され、秋のお彼岸の頃に咲く花として親しまれています。「曼珠沙華」は、サンスクリット語で「赤い花」「葉に先立って赤花を咲かせる」という意味で、おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる、という仏教の経典から来ています。
サンスクリット語ではmanjusakaと書きます。

日本では各地方で通じた異名が派生し、別名・地方名・方言は数百から1000種以上あると言われています。葬式花、墓花、地獄花、幽霊花、火事花、蛇花、剃刀花、狐花、捨て子花、灯籠花、天蓋花などがその例で、不吉な別名が多く見られます。


昔、埼玉県日高市にある巾着田という彼岸花が有名な場所に行ったことがあります。密集して咲いている彼岸花は、美しいと感じた一方で毒々しく恐ろしくも感じました。その記憶を作品に投影しています。
「華」という字は、昔使われていた異体字をアレンジしています。

傘櫻


横7.5×縦10cm







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