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2018年6月の記事一覧
ゆっくり読んで、ゆっくり書く。
小学生だった頃の話。僕が国語の教科書を忘れてしまい、隣の子に見せてもらう機会があった。だが、一緒に読み進めていくとその子はとんでもなく読むのが速かった。1ページを数秒で読み終えてしまう。「何でそんなに速いの?」と疑問をぶつけてみたところ「え?普通に読んでるだけだよ」と逆に不思議がられてしまった
僕は昔から本を読むのが遅く、それは大人になっても変わらなかった。どうやらそれは目に原因があることが
語彙力なんて必要ないのかもしれない
僕が人生で度肝を抜かれた小説の一つにアゴタ・クリストフの『悪童日記』がある。
この小説にはいわゆる「固有名詞」というものがほとんど出てこない。双子の悪ガキが主人公なのですが「ぼくら」とか「ぼくらのうちの一人」という言葉で表現されている。地名も「大きい町」や「小さい町」という言葉が使われていて町の名前すら出てこない
こんな小学生でも理解できる程度の語彙力しか使われてないのに、世界に衝撃を与え