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学校でほとんど話さなかった過去

はじめまして、カピバラと申します。今回は、自己紹介もかねて、私の子供時代のエピソードをお話ししたいと思います。
突然ですが、私は幼いころ、学校ではほとんど話さない子供でした。
自分から話すのが本当にできなくて、友達もいないに等しかったです。
先生などの大人に話しかけることはできたのですが、同じクラスや同世代の子に話しかけにいくことが全くできませんでした。
話しかけようとすると、急にすごく手が震えてきて、涙が気づいたら出ていました。

そのため、遠足の時に発動する「自由弁当」が凄くストレスでした。
給食だと、「班の形にして食べる」というお決まりだったので良かったのですが、こういう班とか関係ない場所では、いっつも「自由に好きな子と食べていいよ~」ってなるので本当に本当に苦痛で、いつも走って逃げだしたい気持ちでいました(笑)。先生の「自由に食べていいよ~」という鬼のような声掛けが起こったら、その瞬間周りは喚起し、その場の雰囲気は一気に明るくなります。(私にとっては地獄です…。)
その後は、お察しの通りです。
周りはどんどん仲良し組で固まって、お弁当箱を広げていきますが、私はずっと真ん中で突っ立ってるだけです。
もう一人で食べ進めてしまえばいいのかな…とも思うけど、本当は誰かと一緒に食べたくて、でも声をかけられないから、苦しい気持ちでいっぱいで、今も思い出すと、胸の奥がきゅっとなります。
そうしたら、大体担任の先生が、私の背中を押しながら「一緒に食べてやってくれる子いないか~」って聞いて回るんですよね(笑)。
私はそのたびに自分はなんでクラスメイトに声をかけようとするとこんなにも辛くなってしまうのだろうと思い、自分に本当に失望してました。
小学校5年生の時に陰で呼ばれていたあだ名は「空気」でした。
しかし、私は「空気」と呼ばれても、「しゃべらないのおかしい」と言われても、躍起になって、「空気がないとみんな息できないですけどね」などと頭の中で思いながら、小学校に通っていました(笑)。
小学校時代の6年間は、毎日毎日、「明日からは明るい女の子になるんだ!授業中もたくさん手を挙げて、隣の席の子に話しかけるんだ!」と思っていました。まあ、それが成し遂げられることはありませんでしたが…。

私が同世代の子たちに話しかけられなかった原因は今でもよくわかりません。なんでだったんだろう…。人一倍繊細で、気にしやすい性格だったのかな…なんて思いますね。
話しかけても、無視されたり、暴言を浴びせられたりすることが怖かったのだと思います。
私は今は大学生をしています。今大学生となった今は、自分から話しかけられないとか、そんなことはないです。
話すことは全然得意ではないし、苦手なので、まだまだ改善していかなくてはいけないところはたくさんありますが、「他の人に話しかける」、というのは難なくできるようになりました。確かに小学校の時、自分からどんどん話しかけて、友達も作りたかったなあとは思いますけど、学校でほとんど話さなかった経験も貴重な経験だったと思います。
「話したいけど、話せない辛さ」を知ることができました。
自分の中でずっと脳内対話?を繰り返し続けるのも面白かったです(笑)。
大人になった今では、それもそれでユニークな小学校時代だと思い、受け入れることができています。
昔は、一生このままなのではないかと思い絶望していましたが、あまり考えすぎなくて良かったなと思いますね。
変わりたい、変わりたいと思っていると、時間はかかったとしても、いつかは本当に変わっているものなのかもしれませんね。


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