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YouTube収益化までの道のりをCEOが振り返ってみた

2020年7月からJAZZ SUMMIT TOKYOがリスタートしてから約2年が経ちました。これまで本当に多くの方のお陰で続けてこられました。2年という間にYouTube収益化となったことを本当に感謝いたします。ありがとうございます。正直なところ辛いことがなかったと言ったら嘘になります。大嘘かも…笑

2020年の最初の頃は「コロナだ!」「ピンチだ!」「助けて〜」「なんか動かなきゃ」という気持ちでいっぱいでした。

我武者羅に動いて、いつまで続くかもわからないコロナ禍の中で、踠いていました。そして沢山の周りの方の協力を得てYouTubeだけではなく月額制の動画サービスを開始しました。

クラウドファンディング

2020年は動画制作にあたってクラウドファンディングを実施し沢山のご支援をいただきました。この時のご支援があったからスタートを切ることができました。改めてその時にご支援してくださった方々には感謝申し上げます。

継続的にご支援をしていただき、その中でミュージシャンが動画を発信するサイクルを作れればと考えていました。しかし、現実は甘くなかったです。ジャズクラブ、ミュージシャン、音楽学校、大学音楽サークル、楽器小売店、、、etc
音楽に関わる様々な人たちがクラウドファンディングを実施し、乱立状態でした。その中でただご支援をお願いする状態は限界を迎え、僕自身がこれ以上お願いするという気持ちにはなれなくなっていきました。

Jazz EMPのトークセッションに
株式会社JAZZ SUMMIT TOKYO代表取締役として出演する中山

法人化へ

2021年に入り、今後のことを長い目で見て法人化したいと考えるようになりました。株式会社として営利的にジャズに関わる事業を展開するー。
この時はそこまでわかっていなかったのですが、実際にやってみると会社を経営すること自体が、ミュージシャンが社会の中でどういった役割を担っているかを再認識する重要な機会になっています。
2021年4月23日に株式会社として設立しました。初年度は非常に厳しかったです。税金もしかり、経費もしかり沢山お金が出ていきます。様々な課題解決を模索している中で、ふと「会社が直面している課題 ≒ 日本のジャズシーンが抱えている問題」だということに気がつきました。

ジャズでマネタイズするということ

先行きの見えない中、プロデュースしマネージメントし収益化するために必要なことを考える機会が沢山ありました。
「どうしたら売れるのか?」「いいものとは何か?」「本当にいいものが売れるのか?」
議論を重ねる中で、ジャズを言語化することの重要性が浮き上がってきました。何がいいのか、何を聴いて欲しいのか。ジャズという音楽が持っている即興的要素は一番の魅力であり、その一方その即興的要素こそが言語化しづらいが故に商品として手に取りづらいという側面があることに気づき始めました。

サスティナブルジャズとnote

そうした中で弊社ではジャズが言語化される場所を作ることにしました。
一つはミュージシャンや関係者らがジャズの持続可能性をテーマに語らう場「中山拓海のサスティナブルジャズ」です。(以下サスジャズと略します。)
ジャズミュージシャンは即興演奏をする上で非常に多くの情報の中から一瞬一瞬で一つの答えを凄まじいスピードで導き出していると言えます。またミュージシャンにとってセルフプロデュースも必須の時代になってきました。実はジャズミュージシャンは社会において必要なスキルを持っていて、そのクリエイティビティとプロデュース力は社会において非常に役に立つのではないかと考えています。今後、サスジャズではビジネスとミュージシャンというテーマのもと、ビジネスの世界からもゲストをお呼びし、お互いにインスパイアし得る可能性についても話して参ります。

ゲスト牧野竜太郎氏(左)と中山(右)

そしてもう一つはこちらの「note」です。
これまでのサスジャズの記事化はもちろんのこと、ライターの小島良太さんのご協力のもと、これまでに収録してきた動画についてのレビューもしていただき音だけでなく言葉で楽しんでいただければと思っております

今後について

法人化して2年目に突入し、そしてYouTubeの収益化を達成しました。YouTubeではサスジャズを中心に新たな企画も進行中です。Super Chatも可能になったためどんどん活用できればと思っています。そして、制作面でもwebの更新を進め、「発見!新しいジャズの楽しみ方」という新コンセプトのもと、ジャズのコミュニティーの新しいあり方を提示していければと思っています。

音楽への愛とこだわりを持ってこれからも皆さんにお届けできるよう精一杯やってまいります。改めまして、これまでのご利用いただいている皆様、応援いただいている皆様、関わっていただいていたミュージシャンやエンジニアの方々、撮影担当していただいてる皆様、撮影会場の皆様とスタッフの皆様に感謝申し上げます。
今後も株式会社JAZZ SUMMIT TOKYOをよろしくお願いいたします。

2022年5月22日
株式会社JAZZ SUMMIT TOKYO
代表取締役 中山拓海

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