移動に輸送に、寝床にも活躍するバイク【コロナ前のベトナム旅行⑤完】
ベトナムは言わずと知れたバイク大国。車よりもバイクで移動する人が多い。ここではバイクは乗り物であり、輸送手段であり、なんだったら寝床にする人もいる。東南アジア全域において、移動手段としてバイクが占める位置は日本のそれよりずっと高い。子どもも含め一家丸々乗ってしまうのはざら、どうやって積んだのそれっていう大荷物を載せる人もいる。しかしバイクのシートにひっくり返って寝ている人を見たのはいまのところベトナムだけである。
紹介するのは2015年の旅行。南部の拠点都市ホーチミンシティと、そこから少し南に行ったカントーという街を訪れた。初めてのベトナム旅行でもあった。
それは、鉄の奔流。途切れることなく流れるバイクに、ベトナム初心者は交差点を横断するのにも苦労する。あるとき、ホーチミンシティの大通りを渡ろうとして、いつまでたってもバイクが走ってくるので困ったことがあった。通りとにらめっこしながらとまどっていたら、隣にいた地元のおばちゃんが無言のまま、うまいタイミングで私の手を引いて通りを渡ってくれた。大変心強い思いだった。
ホーチミンシティで乗ったバスから撮影した写真。路線バスはこのバイクの波をかき分けて客を乗せ、降ろし、右に左に曲がるんだぜ。信じられる?
荷台にプロパンガスか何かのボンベを抱えたバイク。事故を起こしたらどうすんねん。大変心臓に悪い積載である。
一見どうなっているのか分からない。たぶん、奥のほうにバイクがいて、手前はフロントに車輪二つの三輪自転車。自転車がバイクのライダーの肩に手をかけ、引っ張ってもらっているー。そんなことではないか。それにしてもこの鋼材の長さよ。あぶねえだろうよ。
自転車も負けていない。これは籠などの行商か。どうやって乗り降りするのだろう。
これもいろんなものを積んでいる。前かごにも、後ろにも荷物がいっぱい。子ども相手の風船?の物売りか。電動自転車のようである。
極めつけがこれ。バイクでうたたねしている人を見かけた。想像もできないような使い方がある。ホーチミンシティにて。
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<これでコロナ前のベトナム南部旅行を終わります>
※2015年9~10月の旅行です。
※全ての写真は筆者撮影です。カメラはニコンD700、レンズはタムロン28-75ミリF2・8
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