ジャズアネクドーツ(Yohei Ishii)

現在進行形のジャズ・アネクドーツをおとどけします。(ごくたまに個人的な雑記も。)

ジャズアネクドーツ(Yohei Ishii)

現在進行形のジャズ・アネクドーツをおとどけします。(ごくたまに個人的な雑記も。)

マガジン

  • 浅葉裕文さんインタビュー全2回

    ジャズ・ギタリストの浅葉裕文さんにインタビューの機会をいただきました。 一度見たら忘れられない、ご機嫌でスウィング感たっぷりなジャズギタリストで大ファンです。(そしてめちゃくちゃオシャレ) とあるインストアライブの動画で「A列車で行こう」を弾きまくる浅葉さんを見て、「こんなにバーニーケッセルみたいにギターを弾く人いるんだ!」とガツンとやられたのがきっかけでした。 ・プロになるまでのこと ・ジャズギタリストとしてのキャリア ・浅葉さんにとってのバーニー・ケッセル ・これからの目標 などなど、浅葉さんの魅力あふれるお話を、全2回でおとどけします。

  • 菅野義孝さんインタビュー全5回

    ジャズ・ギター教則本の中でも、10年近く根強い人気を誇る「目からウロコのジャズ・ギター」シリーズ。 著者で、プロのジャズギタリストとしてご活躍されている菅野義孝さんに、インタビューの機会をいただきました。 「菅野メソッドのこと。」 「上京後のレッスンを受けていたときのこと。潮先郁男先生のこと。」 「アマチュアって?プロって?」 「ジャズへの思い。菅野さんのこと。」 などなど幅広いテーマに渡り、お聞きすることができました。 (なんと、5時間!) 都内某所の居酒屋でのインタビューでしたが、まぁお酒が進むこと進むこと。 思わず舌鼓を打つおはなしを、全5回でおとどけします。

  • 井上智さんインタビュー全3回

    ジャズ・ギタリストの井上 智さんにインタビューの機会をいただきました。 2019年8月、池袋のモンゴメリーランドにて、ギターデュオを拝見してからというもの、すっかりファンになってしまい、いつかお話しを伺いたいと思っていたのです。 「ニューヨークに渡ったきっかけや醍醐味。21年間の滞在を振り返ってのこと。」 「師匠 ジム・ホール氏との思い出。」 「ジャズミュージシャンを目指す方々に贈るアドバイス。」 「まさにいま取り組んでいること。」 「今後の目標や、日本ジャズシーンに期待すること。」 などなどジャズファンにはきっとたまらないであろうテーマについて、お聞きしています。 とっても濃厚でギュッとエッセンスの詰まったおはなしを、全3回でおとどけします。

  • 久保木靖さんインタビュー全2回

    2018年5月号のギターマガジン「ニッポンのジャズ」を読んで以来、色々なジャズギター関連の書籍を買い漁っていたのですが、ふと巻末を見ると「編集:久保木 靖」と書かれたものばかり。 「あれ?自分はきっとこの方の本が好きなのでは・・・」というのに気づいてからというものの、久保木 靖さんが関連している本を探すようになってしまったのです。 ジャズギターを弾く方なら誰しも一度は手に取ったことがあるであろう本ばかりなんです。 そんな好きが高じて、今回は編集者:久保木 靖さんにインタビューの機会をいただきました。 ジャズとの出会い、編集者を目指したきっかけ、お仕事のポリシーなどなど、興味深いテーマについてたっぷりお聞きしています。 編集者という立場でジャズ最前線に関わる方のお話しを、全2回でおとどけします。

  • 樋口恭大さんインタビュー全2回

    2021年4月の金曜の夜。 ミュージックステーションを眺めていたら折坂悠太さんの弾くギターに目が釘付けに。 フルアコ、P90一発、オールマホガニーでノンカッタウェイ、サイズが小ぶりでfホールの形も印象的。 ありそうでなかったその姿に一目惚れでした。 すぐさま調べて、翌週には阿佐ヶ谷のLAST GUITARさんにて購入したのがRozeo(ロゼオ)のフルアコ(フルアコースティックギター)でした。 今回はそのRozeoの生みの親であり、ルシアー(ギター製作家)の樋口 恭大さんに工房訪問とインタビューの機会をいただきました。 ギター作りのきっかけ、Rozeoへのこだわり、郡上八幡への移住と左波工房での今後の取り組みなどなど、興味深いテーマについてたっぷりお聞きしています。 Rozeoファンにはもちろん、ギター作り・モノ作りに興味のある方にはオススメなお話しを、全2回でおとどけします。

最近の記事

  • 固定された記事

ジャズ・アネクドーツとは

アネクドーツ(anecdotes)とは逸話であったりこぼれ話といった意味の言葉。 敬愛するビル・クロウの著作で、訳は村上春樹、挿絵は和田誠の同名タイトルの小説がすごく好きで拝借している。 「なぜ」書くのか「ジャズ」 小難しく、敷居が高そうで、でも聴いているとなんだかカッコ良くて、手の届きそうにない憧れの音楽。 いつかはチャレンジしたいけど目を背けてきた日々。 2019年に、40歳を迎えるにあたり、一念発起してフルアコースティックのギターを購入した。 フルアコーステ

    • ジャズギタリスト 浅葉裕文さんインタビューVol.2

      (Vol.1はこちら) ──バーニー・ケッセルのギターの魅力はどんなところでしょうか? シングルトーンのソロで始まって16分音符で速く弾いてコードソロでゴージャスに弾いてと、すごく盛り上げ上手ですよね。 ユーモアとエンターテイメント性があるというか。 ハリウッドで活躍してたっていうのもあるというか、人を楽しませようってのが伝わってきますよね。 ライブ盤だと『On Fire』なんか最高ですよね。 2曲目のJust In Timeはめちゃくちゃ速くて、ドラムもベースもついて

      • ジャズギタリスト 浅葉裕文さんインタビューVol.1

        ジャズ・ギタリストの浅葉裕文さんにインタビューの機会をいただきました。 一度見たら忘れられない、ご機嫌でスウィング感たっぷりなジャズギタリストで大ファンです。(そしてめちゃくちゃオシャレ) とあるインストアライブの動画で「A列車で行こう」を弾きまくる浅葉さんを見て、「こんなにバーニーケッセルみたいにギターを弾く人いるんだ!」とガツンとやられたのがきっかけでした。 ・プロになるまでのこと ・ジャズギタリストとしてのキャリア ・浅葉さんにとってのバーニー・ケッセル ・これか

        • Rozeoマスタールシアー 樋口 恭大さんインタビューVol.2 「Rozeo・個人製作家のこと」

          (Vol.1はこちら) ──樋口さんはESPのご出身ですよね? そうですね。ESPギタークラフトアカデミー。御茶ノ水にありますね。 ディスクユニオンにもよく通ってましたよ。ブラックミュージックが好きで。 ──ブラックミュージックはどういうの好きだったんですか? R&Bとかファンク、ニューオーリンズファンクとか。 ──良いですね。ミーターズとか。 良いですね。ヒップホップも聞くし、歌もののソウルとかも好きだし。 あんまりギター関係なくて(笑) 息子がマーヴィン・ゲイ

        • 固定された記事

        ジャズ・アネクドーツとは

        マガジン

        • 浅葉裕文さんインタビュー全2回
          2本
        • 菅野義孝さんインタビュー全5回
          5本
        • 井上智さんインタビュー全3回
          3本
        • 久保木靖さんインタビュー全2回
          2本
        • 樋口恭大さんインタビュー全2回
          2本

        記事

          Rozeoマスタールシアー 樋口 恭大さんインタビューVol.1 「郡上八幡への移住・工房のこと」

          2021年4月のとある金曜の夜。ミュージックステーションを何気なく眺めてると、ふと目に入った折坂悠太さんの弾くギターに目が釘付けに。 フルアコ、P90一発、オールマホガニーでノンカッタウェイ、サイズが小ぶりでfホールの形も印象的。 ありそうでなかったその姿に一目惚れでした。 すぐさま調べて、翌週には阿佐ヶ谷のLAST GUITARさんにて購入したのがRozeo(ロゼオ)のフルアコ(フルアコースティックギター)でした。 日本人の体形にあったコンパクトなボディサイズと薄胴のため

          Rozeoマスタールシアー 樋口 恭大さんインタビューVol.1 「郡上八幡への移住・工房のこと」

          いつか旅に出る日。 (ギリシャ新婚旅行記 ミコノス〜サントリーニ〜ナクソス)

          なんの変哲も無い、フツーの夫婦の新婚旅行記を綴りたい。 もともとは2019年7月、ギリシャはキクラデス諸島を2週間滞在している間、友人に見てもらいたくてInstagramにアップしたものの転載である。 ジャズのことじゃないんかい、というツッコミが聞こえてきそうな気もするが、コロナ禍で海外に赴くのが難しい今、旅というものがとても貴重でかけがえのない時間と経験だったなぁ、としみじみと思い、ここに残しておきたくなったのだ。 1年半経って、あらためて読み返してみると11,000

          いつか旅に出る日。 (ギリシャ新婚旅行記 ミコノス〜サントリーニ〜ナクソス)

          久保木 靖さんインタビューVol.2「編集人として」

          [久保木 靖さんのプロフィール] 音楽雑誌・書籍・楽譜のエディター兼ライター。 得意分野はジャズ、ブルース、カントリーなどのルーツ・ミュージック系。著書に『レジェンド・オブ・チャーリー・クリスチャン』、『不世出の天才ジプシー・スウィング・ギタリスト ジャンゴ・ラインハルト』、共著・監修に『ジャズのすゝめ』や『ディスク・ガイド JAZZ Guitar』がある。 趣味は海外釣行、読書はミステリー一本槍、コーヒーはエスプレッソ党、そしてネコ派。 (Vol.1はこちら) ─

          久保木 靖さんインタビューVol.2「編集人として」

          久保木 靖さんインタビューVol.1「チャーリー・クリスチャンとの出会い」

          2018年5月号のギターマガジン「ニッポンのジャズ」を読んで以来、色々なジャズギター関連の書籍を買い漁っていたのですが、ふと巻末を見ると「編集:久保木 靖」と書かれたものばかり。 「あれ?自分はきっとこの方の本が好きなのでは・・・」というのに気づいてからというものの、久保木 靖さんが関連している本を探すようになってしまったのです。 ジャズギターを弾く方なら誰しも一度は手に取ったことがあるであろう本ばかりなんです。 そんな好きが高じて、今回は編集者:久保木 靖さんにインタビ

          久保木 靖さんインタビューVol.1「チャーリー・クリスチャンとの出会い」

          ジャズギタリスト 井上 智さんインタビュー Vol.3 「いま・これから・ジャズキャッツに向けて」

          [井上智さんのプロフィール] (Vol.2はこちら) ──先日、江古田のそるとぴーなつでのライブに伺ったときに、新曲2曲を聴きました。アルバムを制作されるんですか? 実は、気持ちはそっちを向いてましてですね。 9枚目のアルバム制作をいまプランニングしてるところです。この前演奏した2曲も入れたいなと思ってます。 ──バラードと、「Bop On The Map」ですね。めちゃくちゃかっこよかったです。 ありがとうございます。そう言われるとめちゃくちゃ嬉しいですね。 作曲

          ジャズギタリスト 井上 智さんインタビュー Vol.3 「いま・これから・ジャズキャッツに向けて」

          ジャズギタリスト 井上 智さんインタビュー Vol.2 「師匠:ジム・ホール」

          [井上智さんのプロフィール] (Vol.1はこちら) ──ジム・ホールとは学校で出会ったんですよね? はい。ニュースクール大学のジャズ科という素晴らしい大学があって、そこでジム・ホールに習ってたんですけども。 卒業生は、ブラッド・メルドー。ギターだと、ピーター・バーンスタイン、マイク・モレノ、ギラッド・ヘクセルマン、あとはシルバースタイン。なんやったかな、えー、ヨタム。ヨタム・シルバースタイン知ってますか? ──知らないです。ギターの方ですか? ギターです。若手のね

          ジャズギタリスト 井上 智さんインタビュー Vol.2 「師匠:ジム・ホール」

          ジャズギタリスト 井上 智さんインタビュー Vol.1 「ニューヨークの想い」

          ジャズ・ギタリストの井上 智さんにインタビューの機会をいただきました。 2019年8月、池袋のモンゴメリーランドにて、ギターデュオを拝見してからというもの、すっかりファンになってしまい、いつかお話しを伺いたいと思っていたのです。 今回はコロナ禍の状況を鑑みて、Zoom(オンラインミーティングツール)を通じてでしたが、関西弁の温かい語り口やユーモアと、素敵な笑顔が絶えない楽しいインタビューでした。(なんと生ギターのご披露も・・!) 「ニューヨークに渡ったきっかけや醍醐味。2

          ジャズギタリスト 井上 智さんインタビュー Vol.1 「ニューヨークの想い」

          『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)』 訪問記

          全国津々浦々からオーディオとジャズマニアがこぞって訪れる、ジャズ喫茶『ベイシー』。 一関到着早々に一目散に訪れるも、半ば予想していたもののシャッターは半開きで、本日休業の貼り紙が。 翌日めげずに、中尊寺からのバスを一関高前で降りる。 まだ開店1時間半前だが、角を曲がるとシャッターは全開で、灯りがついてるではないか! おそるおそる1つ目のドアを開けると、ちょうど2つ目のドアが開き、マスター菅原正二氏が現れた。写真で見た通りめちゃくちゃ怖い。 「入れますか?」「まだ準備中

          『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)』 訪問記

          第5回 【目からウロコのジャズ・ギター】菅野義孝さんインタビュー 「菅野さんのこと。」

          [菅野義孝さんのプロフィール] 菅野義孝(かんのよしたか)岩手県出身 潮先郁男氏に師事しジャズギターの基礎を学ぶ。 '98年 キングレコード「ジャズ新鮮組」でプロデビュー。 '03年 初リーダー・アルバム「Introducing Yoshitaka Kanno」発表。 '05年 セカンド・アルバム「Movement」では、ニューヨークにてメルビン・ライン(オルガン)、グラディ・テイト(ドラムス)と共演し好評を得る。 '12年 アルバム「JAZZ GUITAR」発表。 '

          第5回 【目からウロコのジャズ・ギター】菅野義孝さんインタビュー 「菅野さんのこと。」

          第4回 【目からウロコのジャズ・ギター】菅野義孝さんインタビュー 「教える」こと。

          [菅野義孝さんのプロフィール] 菅野義孝(かんのよしたか)岩手県出身 潮先郁男氏に師事しジャズギターの基礎を学ぶ。 '98年 キングレコード「ジャズ新鮮組」でプロデビュー。 '03年 初リーダー・アルバム「Introducing Yoshitaka Kanno」発表。 '05年 セカンド・アルバム「Movement」では、ニューヨークにてメルビン・ライン(オルガン)、グラディ・テイト(ドラムス)と共演し好評を得る。 '12年 アルバム「JAZZ GUITAR」発表。 '

          第4回 【目からウロコのジャズ・ギター】菅野義孝さんインタビュー 「教える」こと。

          第3回 【目からウロコのジャズ・ギター】菅野義孝さんインタビュー 「プロになること。」

          [菅野義孝さんのプロフィール] 菅野義孝(かんのよしたか)岩手県出身 潮先郁男氏に師事しジャズギターの基礎を学ぶ。 '98年 キングレコード「ジャズ新鮮組」でプロデビュー。 '03年 初リーダー・アルバム「Introducing Yoshitaka Kanno」発表。 '05年 セカンド・アルバム「Movement」では、ニューヨークにてメルビン・ライン(オルガン)、グラディ・テイト(ドラムス)と共演し好評を得る。 '12年 アルバム「JAZZ GUITAR」発表。 '

          第3回 【目からウロコのジャズ・ギター】菅野義孝さんインタビュー 「プロになること。」

          第2回 【目からウロコのジャズ・ギター】菅野義孝さんインタビュー 「潮先郁男先生のこと。」

          [菅野義孝さんのプロフィール] 菅野義孝(かんのよしたか)岩手県出身 潮先郁男氏に師事しジャズギターの基礎を学ぶ。 '98年 キングレコード「ジャズ新鮮組」でプロデビュー。 '03年 初リーダー・アルバム「Introducing Yoshitaka Kanno」発表。 '05年 セカンド・アルバム「Movement」では、ニューヨークにてメルビン・ライン(オルガン)、グラディ・テイト(ドラムス)と共演し好評を得る。 '12年 アルバム「JAZZ GUITAR」発表。

          第2回 【目からウロコのジャズ・ギター】菅野義孝さんインタビュー 「潮先郁男先生のこと。」