理不尽な要求に打ち負かされそうになる
おかーさんが、悩んではる。。。
ジャズピアノのレッスンがあってん。
おかーさん、まぁまぁ練習してレッスンに望んでんけど、かなりダメ出しされてん。
「もっとスイングして」
「ジャジーな感じで」
「なんか、行進曲みたいや。。。」
ってな感じ。
「左手は、タッターン、右手は裏から入って」
って言われて、その通りにしたら
「そればっかりじゃつまらへんから、逆も」
って言われて、そうしようとしてこんがらがって。。。
みたいなんが続くねん。
「ほな、次の曲やろか」
って言われて、弾きはじめたら
「んー、せっかくやし(何が?!)、これはバラードで弾こか。ちょっと弾いてみて」
前にも言うたけど、おかーさん、習いはじめてまだ一ヶ月。
この日は3回目のレッスン。
バラードって。。。
やったことないし。。。
聞くのは大好きやけどな。。。
ちょっと弾いてみて、って、言う?!
おかーさん、やけくそで弾かはってんけど(バラード、やけくそで弾くって、あかんやろ?)
「そうそう、そんな感じ。ええやん♪」
って言うてもろて、ちょっと喜んでた。
「4拍子を3拍子にするとか、速さを変えるとか、いろいろイメージして弾いてみてな♪」
との先生のお達しやった。
それを聞いて、おかーさん、OL時代の上司を思い出さはった。
まだ、20代の頃や。
おかーさん、某企業の販売促進部門におってんけど、そこで何かの販促企画を作っててん。
上司から言われて持っていったら、ダメ出し。
そこで言われたことをキチンと踏まえて、また出したら上司が一言
「イメージじゃねぇんだよ!」
はぁ?
あんたがやれって言った通りにやったやん。
ほんで、イメージじゃねぇ!って、どういうこと?!
あんたの頭ん中かち割って、そのイメージとやらを出してみぃ!!!
まぁ、この前後にもいろいろあったから、よう覚えてるわ、このフレーズ。
ほんまに、理不尽さにハラがたった。
でもな、それ言われた頃の倍くらい生きてみて、なんかわかんねんて。
経験が浅いモンには理不尽な要求に思えるけど、色々経験を積んだモンには、いっぱいいろんな引き出しがあって、そこからいろんなアイデアやイメージが出てくるもんやねん。少し前にイメージしていたもんより、もっといいもんが出てくることなんてザラやし、そうやなかったら、プロとちゃうねん。
そやから、上司にはおかーさんにはわからへんイメージとか、いっぱいあったんやと思う。それが出てけぇへん若僧にイラッとしたんやろな。
ほんま、年齢に関係なく経験を積んだ「その道の達人」からは、学ぼう思たらいっぱい学べんねん。理不尽や~思ても。
あのころ、このことを知ってたら、もっと素直に学べたのになぁ。。。
おかーさん、そんなこと思ってんて。
とりあえず、ちょっとずつ引き出しを増やすためにも、バラードとブルース(急に課題の一つに加わった(笑))、頑張って練習しいや。
理不尽や~、思てもな♪
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