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考える力

自分でいうのもアレであるが、アレアレ、ここ一か月、鬼の様に忙しい。

事の発端は同じチームで働いていた同僚が退職したこと。それにより一気に仕事が増えたという矢先、もう一人の同じチームで働いていた上司までもが、まさかの退職宣言。

…一人ですべてを抱え込んでやっていけるほど実力のないワタクシに一気にのしかかるタスクと責任・・・。

タダひたすら目の前に振ってくるテトリスのブロックを効率よく積み重ねて消していくような日々であったのが、ある日を境に、落ちるスピードが急激に上がり、降ってくるブロックも好ましくない形のものだらけになり始める。

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そうなると、ただただ目の前に現れるタスクを片付けていくことだけに集中するようになり、「考える事」を一切しなくなっていたワタクシ。

えぇ、何を隠そう、ここ数ヶ月、ワタクシは決められたベジタリアンのミールプランを配達してもらっているので、食事すら何を食べるか自分で考えていない。

ジムもクラスレッスンなので、自分で考えていくわけではなく、決まった時間に行き、自分では考えていない決まったプログラムをやるのみ…

一日の大半、既存のやるべきルーティンや、与えられたものをただただこなすだけに集中をしているだけで、クリエイティビティが欠如していた事に気が付く。

それを証拠に、先日この状況にウンザリし過ぎて、今年初めての有給をとった際、きっと何か有意義な事をしようと息を巻いていたのにもかかわらず、いつまでたっても全然予定が決まらず、、、そしてあっけなく当日がやってきた。

「な、何か有意義な事をしなければ!!」

という強迫観念がもはやタスクの様になってしまい、ただただのんびりしたいと思っていたワタクシは、平日だし、人口密度の低い静かな海へ行き、ワインでも飲みながら、ボンヤリ海を眺めて…

なんて思ったけれど、ココは高温多湿のジメジメ雨季の香港。

夏場の海が心地いいわけもなく、ンマー汗でベトベト、不快指数100%、湿気まみれ、磯の臭い漂う海辺のオープンカフェで、スコールのバケツをひっくり返したような雨にさらされながら、ワタクシの期待した有給休暇は過ぎていくのであった。

ただその「(家ではない場所で)何もしないでボォーッとする」経験により、なるべく一日に数回は、意識的に考える・クリエイティブになる時間を設けなければ、物凄くつまらない人間になってしまうなぁ…と痛感した次第である…。

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