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自由すぎる!ロンドンのミュージカル

自他ともに認めるミュージカルフリークな私。

私が大好きなのは、山口祐一郎さん、新妻聖子さん、神田沙也加さん、浦井健治さん、海宝直人さん+劇団四季の数々の作品です。昨年の王家の紋章は大好きな方勢揃いで夢のような時間でした。

ここ数年は、観劇予定だった公演がコロナで直前にキャンセルになることも多く、また大好きな大好きが神田沙也加ちゃんが他界されるなど、本当にさまざまなことがありました。
(アナと雪の女王などで彼女の歌声を聞くといまでも涙がでちゃいます)

ロンドンといえば… やっぱりミュージカル!


せっかくロンドンに来たので、そこはやっぱりミュージカルでしょう!と思いさっそく週末のたびにミュージカル鑑賞をしています。

ご参考までに、いくつもミュージカルチケットのサイトがありますが、一番探しやすくて購入から入手までシンプルだと感じたのは以下のサイトです。
(いくつかのサイトを色々使ってみたのですが、これが一番使いやすかったです^^)



QRコードでチケット発行 ラストミニットでも入手可能


日本で一番チケッティングサービスなどで進んでいる劇団四季などと同じように、購入するとすぐにQRコードが発行され、それを入口で見せるだけです。
(劇団四季アルアルの、新作品チケット公開後数日はサーバーがパンク状態で繋がらない、などということもありません)

かなり低価格からあるロンドンミュージカルチケット

日本でミュージカルというと「ちょっとお金のかかる趣味」みたいな感じで言われることも多くあります。確かに、一番安いチケットでもミニマム5〜6,000円かかるので、やはりそれなりにコストはかかります。

一方ロンドンのミュージカルはというと、立ち見席など一番安い席なら、2,000円くらいから楽しむことができます。

高いのはやはり1階の真ん中前方で、1枚40,000円近くします!
た…高い!
日本では一番高くても16,000円とかですものね。

ちなみに、日本にはまだ来ていないミュージカルなども含め数限りなく作品があるので観客もばらけ、土日のギリギリの時間でも普通にチケットを取ることができます。
(ライオンキングだけは、直前だとさすがにチケットを取れないことがあります)

ということで、ロンドンのミュージカルは学生さんなど若い子たちもたくさん!

若い子数人で来ている集団も多く、なんかハツラツとした元気な空気に包まれています。若いって、それだけで周りにも元気をくれますね。

足を前の座席にかけて鑑賞!?

びっくりしたことの一つなのですが、前の座席が空席だと、足を靴のまま前座席の背もたれ部分に乗せる人が続出 笑

お行儀悪すぎでしょう!と思ったのですがみんなお構いなし。若い子だけでなく、60代くらいの女性も「あ〜楽ちん」なんて言いながら足をかけてニコニコ。

私の椅子にも今までたくさんの靴が…なんて想像し始めたら座れなくなるので想像やめました。


ここは紳士淑女の国 ドレスコードはある?

特にありません!日本でもとくにドレスコードは決められていませんが、なんとなくチョットだけおしゃれをしていく場所、みたいなイメージがあります。
ですが、ロンドンの場合本当に自由です。

おしゃれをしてきている人もいるし、キャミソールに短パン、みたいな元気な格好をしてきている人も。

自由です。

お酒を飲みながら鑑賞

イギリス人って本当に飲むのが好きなんですよね。
バリっとスーツ着た銀行マンがパブでランチしながら1パイントのビールを.なんて光景はよくある光景で、本当にイギリス人って飲んべえが多いんです。

それもあって、みんな結構ワインとかビールを片手にミュージカルを鑑賞します。

20年くらい前は帝国劇場でもお酒の販売があったような気がしているのですが(記憶違いかな)最近はコロナもあって、ペットボトルのお茶やお水だけですね。

だいたい1時間くらい前に開場するので、入場したらお酒を買って、友達と談笑しながら待つのもまた楽しいですね。

熱気と興奮の中開演! 会場には感動のうねりが

昨日はレ・ミゼラブルを鑑賞しました。
日本では何度も観に行った演目ですが、ロンドンでは初めて!

特にこの作品は見どころが全体に散りばめられていて、もう私は泣きっぱなしだったのですが…笑 

自分でも笑えるくらい、世界のどこで観てもミュージカルの作品、歌声、すべてに感動してなんかただただ泣いてしまうのです笑
(ちなみにライオンキングの最初の動物たちがいっぱい登場するシーンでも号泣w)

年を追うごとに涙もろくなっている自分もいます笑

レミゼラブル、最初の見どころの 『What have I done』をジャン・バルジャンが歌うシーン。


「Jean Valjean is nothing now. Another story must begin〜!」
と力強く美しい声で歌い上げると、
あの有名なチャラララ チャラララ チャラララ チャラララ〜♪♪
(なんのこっちゃですね、すいません)
というメロディーが流れ、会場の熱気は最高潮に!

会場中から「フォー!」「ヒュー!」「ピー!」「ブラボー!」と歓声や口笛、掛け声が響きます。


こうゆうの、大好きです。

人ってあまりに感動するともう拍手だけでは表現しきれないんですよね。
気持ちを素直に表現できるって最高!


そしてあの有名なPeople's songも、流れると多くの人が一緒に歌い出します。

私も例に漏れず一緒に歌ってきました笑 

出演者に見るダイバーシティの流れ

映画などでも、出演者にダイバーシティを求められるようになってきていますが、ミュージカルにも同じ流れを感じます。

今までは端役にちょろっと非白人が出るイメージでしたが、今って違うんですね。

例えばレミゼでは主役級のエポニーヌ役は中国系やインド系、
ファンテーヌも、革命を起こす側の準主役級のガブローシュやアンジョルラスもアフリカ系。

先日観たオペラ座の怪人の主役クリスティーヌも、マイフェアレディのイライザもアフリカ系の女性でした。

WICKEDでも、モテ男であり二人の女性が愛することになるフィエロという主役級のキャストもアフリカ系の男性でした。

足が長くてお尻がプリッとしていて、歌声の響きも深みと力強さがあって美しく、肌全体でビリビリエネルギーを感じるくらい。
今はもう実力がすべて、ということでしょうか。


思い出すだけであの感動が蘇ります✨

物足りなさを感じるカーテンコール

日本では、拍手をし続けると、何回もキャストさんが再登場してくれます。

千穐楽になるとそれはまたすごくて、10回近くカーテンが開くこともしばしば。

ところがロンドンはというとそれはそれはさっぱりしたもので、みんな一斉にお辞儀をしてバイバイ!と手を振って裏へ戻るとそれでおしまい。

観客も再登場を別に期待していないので、さっさと拍手をやめてさっさと帰ります笑

う〜ん!
こんなに感動的だったんだし、もうちょっと楽しみたいよ〜!

こんなふうに思う私をよそに、みんな席を立って歩き始めます。


あぁ、まだまだ観足りません。


今日はエディンバラへ足を伸ばします。
北海沿いを走る電車でスコットランドへ。

帰ってきたらまた観に行こうと思います♪

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