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海外でよくある「故障」。今回はキッチンの水道故障で水浸し

朝5時、まだ真っ暗なのに、寝室のドアをノックする音が。ノックの仕方的に我が家のメイドさんだ。

ドアを開けるとやはりそうで、
「水道のパイプが壊れて大量の水がキッチンに溢れ出してますよ」と。

行くと、本当にすごいことになっていました。浅いプール?と思うくらい。。。水の元栓がどこかもわからず、超慌てふためいて、家中を探し回るも見当たらず。マンションの管理人室に電話をしようにも番号がわからず。

その間にもどんどんどんどんキッチンから大量の水が溢れかえってくるのです。

「落ち着け、落ち着け」自分に言い聞かせ、まずは自分のマンション名+Security をGoogle検索。

電話番号が出てきました!よかったー!!慌てて震える手を抑えて電話。

セキュリティのおじちゃんが出てくれました。たぶんいつも正門のところでにこやかに挨拶してくれる方々のうちのひとり。

事情を話すと、「OKOK!あとで止めに行くから!」と…。
「あとじゃダメなのーーー! もう家が水であふれちゃうから今きてーーーーー!」と泣きそうな声で言うと
「わかってるって!今行くよ!急ぐからね!」と。

ありがとう…涙

5分後、セキュリティのおじちゃんが来てくれました。シンガポールで「すぐ行く」といって5分以内に来てくれるなんて、奇跡に近いかもです。家のチャイムがなった時の安心感ときたらありませんでした。

そして、部屋の外にあるバルブの位置を教えてくれました。(家中探してもないわけだw)

ピタリ…

家の中を凄まじい勢いで浸水させていた悪夢のような轟音がやみ、家の中はしばし静寂に包まれました。

こうゆう時に、アジア出身のメイドさんがいてくれると助かります。「こんなの私の母国では日常茶飯事でしたよ!ざざっと水掻き出しておくので寝ててくださいね」と。本気でありがたい。

しかし「寝ててね」と言ってくれたものの、家の中の酷い浸水。そしてもちろんクラシアンみたいな24時間サービスなどないシンガポール。なんか色々考えるとドキドキして眠れません。だって、今強制的に水の元栓をストップしているだけなのですから。つまり、トイレも使えないし、顔も洗えない、料理もできないということです。

いや、トイレは1回限り使用可能ですがw タンクに水が溜まっているので。

今日は家で仕事します、と会社に連絡。

あちこちGoogle検索して電話するも、どこもまだスタッフが出勤していないようでなかなか繋がらず。10時半がすぎてようやく繋がったのがここ 「Singapore Plumber」(←結論、ここはやめたほうが良いです)

電話で事情を説明し、めちゃくちゃ困っているので、できる限り早く来て欲しい旨を伝えると「1−2時間で行ける」と。「MAX2時間か…待ち遠しいな」と思いつつ、もう電話あちこちにするのも疲れていたのでそこで手を打ちました。

しかし、平気で何時間も遅れてくるのが海外というもの。気づけばもう1PM。

「もう3時間たってるけど…?」
と、さっきのPlumberに電話をすると、「あーやっぱり3PMに行く」と何にも悪びれもせず言われました。

「さっき緊急の事情も説明して、1−2時間でくるっていうから、ほかの業者にも頼まず、会社にも行かず、トイレにも行けず、ずーっとまってるのに〜!!!!!」と言うと

「うーん、でも道も混んでるし」と意味不明な言い訳・・・

「シンガポールは端から端まで運転したって1時間かからないのに。更に2時間後だよ、3時って。。」
呆れながら言うと、苦笑しながら「そうだね、Sorry」と。

まぁ、若干愛嬌あるから許す!

しかしそして、案の定かれらは結局3時になっても現れず、電話をしたら今度はまた別の人がでた。

なんかさっきの苦笑しながらもSorryといってきたお兄ちゃんとは全然様子が違います。
ちょっと強気でこちらがずっと待ってる旨を伝えると、「キャンセルしたいのか?」と、ものすごい逆ギレして聞いてきましたよ。

「一日中待たせたのに今更キャンセルしたいの?って、信じられないよ。もうキャンセルでいいわ。」とその場の勢いで言うと、何も言わずにブチっと電話を切られました。サイテ〜!!!

「こんだけ待ったんだからキャンセルするなんて言わなきゃよかった…ばかな私…」なんて、思いましたが、もういいんです。諦めましょう。

あーもう! こうゆう時に、日本が恋しくなりますね、非常に。全てが整っていて、みんな時間通りに来る。たいていのサービス業は、最低限それなりの質は必ず担保されている。

そして、新たなWater Leakage Repair contractor(水道工事業社)に依頼したら技術者の携帯に直接転送され「家の近く車で走ってるからすぐ行ってあげるよ!」と。 ラッキー!捨てる神あれば拾う神ありとはまさにこのこと⁉️

見てもらうと、家の中にある水の栓の蓋が腐食してました。新しいものに取り替えてもらい、晴れてトイレが使えるように。息子が小学校から帰ってくる前に片付いてよかった…。


今回の教訓は
・緊急で必要な修理関係は、手間を惜しまずあちこち電話してすぐにきてくれるところを探す
・●時に行くね、という言葉を鵜呑みにしないで途中で電話等して「今どんな感じ?困ってるから首長くしてるから待ってるからね」と何度も念を押す
てところでしょうか。


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