2024.3.2シュタイナー教育講座⑤講座レポート

岐阜県加茂郡七宗町で行っているNPO法人じゃあさアカデミー主催の哲学講座です。講師:石川潤一(当法人副理事)講座内容についてレポートされましたので記録として投稿します。(記録 松井洋子 NPOじゃあさアカデミー正会員)
NPO法人じゃあさアカデミーの詳細はホームページをご覧ください。https://jayhasa-academy.com/top

講座の案内

20240302
家庭で活かせるシュタイナー教育 
第5回目 「人生の7年周期における発達課題(バイオグラフィー)」
参加者 7名 ジャン、みゆき、タツロウ、かなこ、洋子、伊藤、和仁 
zoom 5名 はるかさん ゆかこさん おちさん みわさん 村崎さん

講師 石川潤一副理事

【前半】
年齢による惑星の支配について
・歯が入れ替わる時期 水星の時期
人間の魂がそれぞれの惑星を通して、影響を受けている
遠くからその影響を辿って地上に生まれ、天界に帰る

神々の身体
月 10ヶ月胎内にいる、子どもは自分の顔を形成する。
10回満月を浴びた時。その土地、母親の向きなど微妙に姿、形の影響をもたらす。
それぞれの年代、バイオグラフィー
63歳以降 生まれる前の影響がわかる時期

天動説の宇宙観
宇宙の中心に地球があるという考え方 →シュタイナーの考え方
霊的なある側面において、地球が全宇宙の中心であるということ。惑星、神々の中心に地球がいて、人間の進化が全宇宙に影響青及ぼすと言われている。

▲自殺について
人間が自殺するという考え方はそもそもなかった。
科学的な唯物論を突き詰めると、人間はいないほうがいいんじゃない?という考え方に魂が侵食されてしまう。神々が人間の進化を応援しているという思いを持てると自殺しなくてよい。

呼吸の数 1分間 18回 1時間に1080回 1日に25620回
宇宙全体 25620年
25620日は約71年 数えで72歳
呼吸のリズムは宇宙全体の全ての星の軌道にシンクロしている。という考え方

21歳までの人生リズムと月交点
7年周期プラス、月と太陽の軌道が交わる点 月交点18歳7ヶ月。宇宙と関連している。

死後の世界とのシンクロ
土星までいくともう一度誕生したいという意識になり、生まれ変わる。

21歳から42歳の人生リズム
▲42歳 人生の転機となる 
心魂 →生きている間の心 

21歳から28歳
外的な喜びに自分を開く能力 感覚魂を発達させる時期
感覚魂の中で自我が目覚める。身体の中での喜びを味わうとよい

28歳から35歳 吾性心情魂の発達
利己主義にもある。自由にもなりたい。幼少期に身につけた習慣から自由になりたい。
人類の文化からいろいろなことを学ぶこと。哲学書を読む、社会を理解すること。
▲例えば、小学校時代の歴史の学習 鎌倉幕府 先生が生き生きとそのシーンを語ることができると。木曽川 古戦場を訪ねた時に、歴史を通して人間は発達してきたんだなということを深く学美が確立される、理性に結びついていく。

35歳から42歳
月交差点の2周目37歳ごろに内的な価値観が変化し、今のままでいいのか考え直す時期。

▲28歳から35歳まで自分自身を見つめ直すこと
心魂が死と復活を通過する時期である
俗物人間として過ごす人も増えている。

49歳から56歳
エーテル体の力が離れていく、新たに自分に合った生活リズムを形成することが必要になる。
不規則な生活が身体の害になる

56歳から63歳
神経組織と感覚組織から力が離れる。病気を発病する人もいる。▲幼少期の知育の影響

心魂と精神について曖昧になっている。

身体、心、魂(霊)
ギリシア哲学 3つに分けていた。
9世紀ごろ 869年、ローマ・カトリック教会 コンスタンティノーブルにおける第8回公会議において「人間は身体と心魂の存在であって精神はないとされた」
つまり、これまでの3つに分ける考え方をやめましょう。身体と心(精神)があるということ。

42歳で発達が止まってしまう。
通常のことした知らない人間、俗物人間になってしまう。
通常の常識だけでずっと生きてきて、試練があると自殺したくなる。

42歳 発揮するように運命が導かれている。
その人の守護霊やカルマが、あなたの精神、霊を目覚めさせなさい。
42歳以降の試練がくる。死というものを意識する。
心魂の発達を十分にすると、霊が発揮される。

個々人の体験が心魂の発展に影響する。
天界の神々がいっしょくたに試練を与えようとする 大震災、天候悪化

シュタイナーの神秘学は絶望状況を明るみにしていく
最悪の絶望状況でどれだけ私たちに希望を与えられるかということ。

42歳から先の年代の大人たちが、未来を担う子どもたちにどのように関わるか。
NPOじゃあさアカデミーの理念を育ててきた。大きな希望になっている。

公教育から離れる人が増えている。
1割が不登校になっている。心身の健康に関われるか?
精神科医療に安易にかからせないようにという取り組みが必要
現在、精神科医療の問題点

肉体
0から7歳
エーテル体
7歳から14歳
アストラル体 で自我が体験されている。
14歳から21歳 性の目覚め 自分の自我がコントロールできない感じ

質問
ピアノの体験
思春期女子の身体の冷え

【後半】
42歳以降 精神の発達
霊我の萌芽 それ以降、霊人を発達される。
ハイヤーセルフの概念 
人間の中のほんとうの自我が肉体の中に完全に受肉していない。魂を発達させるほど、現実界に影響を発揮していく。霊界にいる自分自身がハイヤーセルフ。
物質世界にいると霊というものが認識できなくなる。
ちょっとずつ、地上の中に実現していくのが人間。
みえないもの、霊的な世界を実現するようになっていく。

霊界にいる自分自身の魂が、ハイヤーセルフが自分に関与してくる。
現世の中で全く霊界のことを学ばなかった人は霊界で苦労する。

0歳以前 前世で何を学んだか?何をしてきたか?が惑星軌道で学ぶことの内容に影響がある。

心魂の土台が精神的認識力へと発展する。
萌芽が出来始めている。現在の人間はほとんど発達できていない。
感覚魂 霊的合一 インツゥション認識 対象、他者も見えない存在も含めて
吾性心情魂 霊聴 インスピレーション 霊的世界の意味がわかる 
      霊視 イマジネーション 霊視能力
500年後に生まれ変わる時には、生きている時代に十分発達させることができる。
シュタイナーの認識論。死後、発達させることができる。

・0から63歳の特徴と対応
0歳から7歳▲親の遺伝と戦っている 自分と親の区別がつかない。親のエーテル体の中に入っている。親の遺伝を全て受け止める。そのこども自身の本来の自我は眠ったまま。親からの全ての遺伝的なものを吸収している、歯が生え変わる時から、水星の影響を受け始める。本来の自己は霊界から携えてきた前世からの声。その声を聞き分けること。その子どもの霊的な使命を聞き分けること。その子の真我がその子の口を通して語られること。
▲こども自身のハイヤーセルフがメッセージを伝えてくるので、周囲の大人はそれを聞き分けていくこと。

7歳から14歳 ▲特に重要
感情の育成 イメージ豊かに学ぶこと 
生命力エーテル体がイメージの記憶に使う→暗記ものに使うとイメージが阻害される
ごっこ遊びは想像のイメージを共有すること
▲尊敬できる大人に出会えないと「自由」な人間になれない。支配者の思うつぼ。
他者の自由も尊重できること。自分も相手も自由であることを平等に保証すること。
▲実際の大人たち 尊敬に値しない大人が増えている。
そんな大人は一層したいという感情を芽生えさせる。ドイツ ヒトラーの思想。
このような性質は6歳、7歳ごろから「大人はみんな尊敬できない」という叫びがあるとしたら。
→霊的に目覚めた子供の心の叫びに向き合えるかどうか?
▲9歳 自意識が発達する
▲12歳 因果関係がわかる
→アーリマンの影響を活用すること 発達障害の子どもたち
▲魂がどのような親を選ぶか?
→親の遺伝をたっぷり受けて、自分のカルマを乗り越える可能性を得ることもある。
明日に続く。親を間違えることがある。

14歳から21歳 
▲理想を抱く人生のモデルとの出会い、理想を抱く 世の中のために、世界のために何ができるかな?→42歳以降の試練に耐えられる 
▲生命力(エーテル体)が離れるとがんになる。身体から離れて打ち返してくる。
受験勉強ばっかりしている、目先の目的のために勉強していると理想を抱けない。
▲がん エーテル体が弱まり、エーテル体が異常繁殖すること。

21歳から28歳 ▲個性、自分の社会的役割を意識する 理想を邁進する
壁にぶつかり、精神的な理想で乗り切れるといい。
自分はこの才能を使って、世の中に尽くそうという理想を抱けるとよい。
他罰的になると魂は全く自立しない、依存したまま、経験は知恵にならずトラウマになる。

28歳から35歳 ▲太陽領域 自分の魂をどのように発展させていくか
成長を諦めて、俗物的な人間になる可能性もある。自分中心、物質主義、知識主義になる。
他者に対する尊大な態度になることもある。プライド保ちつつ、成長させること。
DVが増えている。他者を支配する性質だけが全面に出る。

63歳まで、
これまでの希望を再点検して、刈り入れる時期。その時期までのカルマを回収する。
0歳以前の認識をもっと直感的に、意識的に感じ取り、霊界からのメッセージを自在に伝えられる

現世では、前世を明確に意識化することは難しい。
64歳以降、霊的な認識力をある程度理解していくと、来世に活かされる。

【まとめ】
現在、死者数最多。出生率最低。の現代の未来予想
→生まれてこようとする魂が減っている。
今後の未来のために重要。創世記以降「産めよ増やせ、地に満たせ」という考えだった。
肉体として何かを生み出さなくても、霊的なのもを生み出していくパートナーと生きる時代が始まっていくのではないか、ある活動、共同体、コミュニティづくりに霊的なものを生み出す。
守護天使たちという、人間の次の世代の人を生み出していくことにもつながる。

災害が起きる。子どもが減る。放射能の影響。
かなり限られた強力な魂を持った人間が受肉する。
生きているものが死者とどのように連携していくかという技術が必要。この地上を新たに作り出していく、100年ぐらいから、300年くらいの間で。