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汚い言葉から、今すぐ逃げろ

私はこれまで3回ほど転職をしてきました。

1度の転職を除いて、残り2回の転職理由はずばり言うと、「逃げた」からになります。


さていったい何から逃げたのか?


答えを先に言ってしまうと、「汚い言葉」から逃げたのです。

人を縛りつける言葉から逃げたということになります。


山口周さん著「ニュータイプの時代」でも、【人生の豊かさは「逃げる」ことの巧拙に左右される】とおっしゃっています。

ちゃっかりサインを自慢する


もちろん前職の会社は今でも好きですし、お客さんとしてもよく利用しています。

ランチを共にしたりもしています。

何ならとある業務においての業務委託も頂いています。


自分の中で一つ決めていることがあります。

それは、自分ではコントロールできない場所で、自分の中に汚い言葉が入ってくる環境からは逃げる。ということです。

そんな環境には身を置かない。いや置いてはいけないということです。


もう少し具体的にお話します。

つまるところ、上司やチームメンバー、もしくはかなり近い人間のうち、言葉を雑に扱っている人と長い時間を共にしなければならなくなった時に、私は逃げると決めています。


この理由としては二つあります。

まず一つ目は前述しておりますが、僕の脳の海馬くんに汚い言葉が蓄積されてしまうことを避けるためです。いくら自分で自分の海場くんに蓄積される汚い言葉をポジティブな言葉で塗り替えたとしても、翌日出社すれば、また汚い言葉が入ってくることになります。

これに関してはなかなか自分でコントロールすることが難しいです。


二つ目は、思考は言葉でするものですよね。

その言葉を汚く雑に扱っているとどうなるか?


そう、汚く雑な思考しかできなくなるのです。

言葉は丁寧に大事に扱わないと、自分だけじゃなくて周りの人も不幸にしてしまう可能性がある。

縛りつけてしまうということですね。

あなたが多くの時間を共に過ごす人が、あなたの変わりたいという気持ち・頑張るぞ!と、前を向く姿勢を阻む可能性が一番高いのです。


言葉は人に移ります。伝染するのです。

特に上司や親・学校の先生が使う言葉なんかはそれが正解とされてしまいますから、なおさら移りやすいですよね。


だから私からのお願いです。

もし、あなたが今、そんな状況にいるのであれば、今すぐそこから逃げ出してください。


逃げ出す前に戦ってみるのももちろんOKです。

それでもダメだなと思ったら、一旦サクッと逃げてみてください。

私は独立する前に、パスウィーヴという会社で働いていました。

パスウィーヴに入社した一番の理由は、共に働く代表が言葉を丁寧に扱う人だったからです。


チームのキーメンバー、上司やチームリーダーが汚い言葉を使う人であった場合、まずそのチームは大きな成果を出すことはできないと考えて良いと思います。

そのチームメンバーの海馬さんには、汚い言葉がたくさん蓄積されているし、何と言ってもネガティブな思考で出されるアウトプットになる。

成果が出てもそれは一時的で、継続することはできません。


多くの人を敵に回しそうなことを言っていそうな気がしているので、ちょっとだけポジティブなことを書いておくと、その汚い言葉を使う人が悪いかどうかは一旦置いておいて、大切なのは、あなたが強い覚悟で変えられるかどうか?がポイントとなっているということです。

身体だけでなく、考え方(心)にも習慣があり、それは行動に表れる。

言葉の良い習慣を身につけることが重要で、表面的なことはバレてしまうもの。


そして逃げないと決めた場合、自分がポジティブな言葉を生み出すパワースポットになるしかありません。


日常にある感じ悪いこと

言葉を丁寧に扱おうと言ってもですね、現実問題そんなことはお構いなしの人たちで社会は溢れています。

とある日の通勤電車の中でのできごとです。

私は通勤電車、つまり混む電車に乗るときいつも車両の端の優先席側の壁側に立つんです。

理由としては、端が好きだからなんですね。

中の方に入っていってしまうと、こう、自由がなくなってしまう感覚があるのです。

と、まぁそんなことはどうでも良いのですが、

優先席にて、少し足を広げて座りながら、上を見てスヤスヤ寝ているおっちゃんサラリーマンがいました。

隣の席は空いているんだけど、おっちゃんサラリーマン、通称おちゃリーマンが少しだけ足を広げているもんだから、なかなかそこに誰も座ろうとしていない状況でした。

東京の通勤電車では、よくあるっちゃあることですよね。


とある駅に着いて、その車両におばあちゃまが乗ってこられました。

おばあちゃまはそのおちゃリーマンの隣にそりゃ座るでしょ。

席が空いてるんだから。

そうするとおばあちゃまの足がおちゃリーマンの足に少し触れたのか、おちゃりーマンは目を少し開けて、おばあちゃまの方を見て、「チッ」って舌打ちを打ったんです。


え?

どう思います!?

これ、えっ、これ、大丈夫!?


それだけでは終わりません…。。。


「せっかく寝てたのに…!」


え?

あんた、本気で言ってる?

え?これ大丈夫?


こんなことが毎日のように起きているんです。

私が勤めていた良品計画という会社は、「感じよい暮らしと社会」を創ることを目指しています。

この理念はかなり気に入っていて、この電車の出来事のような感じ悪いことと出会う度に、頑張るぞと思わせてくれていました。

でも、こういう時っていったいどうしたら良いのでしょう?

私の心のモヤモヤはどうしたら良いのでしょう?


そのおっちゃんサラリーマンを注意するべきだったのでしょうか?

いや、でも、あとあと何されるか分からないし、ちょっと怖い。

皆さんもそう思いませんか?


そこで、「コトバドリブンメソッド」の考え方を整理して、何ができるのだろう?ということを考えてみたのです。

まだまだ具体的にどうしたら良いんだろう?ということをまとめ切れてはいないのですが、例えば一つの方法として、広告を変えるとかどうだろう?と考えてみました。

電車内の全ての広告をプラスの言葉に変えてみたとかどうだろう?


「今日も元気に、いってらっしゃい!」


「今日も初心に返って頑張ろう!」


「一日ご苦労様でした!」


「お疲れ生です!」


こんなポジティブで、かけられたら嬉しいコトバ達が電車の中、所狭しと書いてあったらどうだろう?


そんなことを考えたりしています。


話は少し逸れてしまいましたが、世の中には感じ悪いことが気付かないところにたくさんあります。

それをどう変えていくか?

自分の捉え方をどう改革するか?

そんなことがやり切れず、「コトバドリブンメソッド」を作ってみました。

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