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ビジネスにおけるロジカルシンキング


今日から6月が始まり、夏の気配が強まってきましたね。
今年の夏はいろいろな意味で新しい形の夏になりそうですね。

今日はビジネスに必要な論理的思考スキルについて考えていきたいです。
まず論理とは


1. 考えや議論などを進めていく筋道。思考や論証の組み立て。思考の妥当性が保証される法則や形式。「論理に飛躍がある」
2. 事物の間にある法則的な連関。<https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%AB%96%E7%90%86/#jn-237233>


辞書によるとこのように記されているのですが、

つまりは考えを進める際に主観を用いず、何かしらの根拠に基づいて思考を進めていく事、
話に筋が通っている事だと思います。
またの名をロジカルシンキングといいますが、これがビジネスにおいて非常に大事なスキルになります。

ビジネスにおけるロジカルシンキングとは
例えば
ランチに入ったレストランで店の1か月の売り上げ、利益を予想してみようと思ったときに、
客の入り、単価、回転数、従業員数みて順序立てて考えていく考え方ですね。

今日はこれをもっと踏み込んで考えていきます。

分断思考とネガティブ思考

1、分断思考とは
人は何でも考えを2分化してしまう修正があります。
例えば
この世の中は金持ちと貧乏に分かれる
この世には先進国と途上国に分かれる
人の人生は幸せと不幸に分かれる
この世は勝ち組と負け組に分かれる
この社会はサラリーマンとフリーランスに分かれる
など
よく私たちが陥ってしまいそうな考え方ですよね。
でも実際は違います。
その中間層がほとんどですよね
金持ちでもなく貧乏でもない人がほとんど
先進国と途上国の間の国がほとんど
勝ち組とも負け組とも言えない人がほとんど
サラリマンもやりながらフリーで副業をやっている人もたくさんいますね。

このように一番多い中間層の事を見なければ絶対にダメなのです。
たとえば自分で飲食店を出店する際に立地を考えるとします。
交通量が多い→良い
交通量が少ない→悪い
このように2極で考えてしまいがちですが、これが失敗の原因になってしまいます。
この2極の間をもっと要素分解していかなければなりません。
例えば
交通量が多い→家賃が高い→単価を上げる必要がある。
交通量が多い→人をたくさん雇う必要がある→コストがかかる

交通量が少ない→家賃が安い→単価を下げてお客様が入りやすくする
交通量が少ない→そんなに人が必要ない→コストを下げられる。
交通量が少ない→デリバリー系に専念して、店舗は広々気持ちのいい気楽な空間にする

物事はなんでもきれいに2極かできるものではないのですね。
このようなグラデーション意識が大切なのです。

2、ネガティブ思考バイアス
人間はネガティブな情報に共感を持ちやすい性質があります。
誰かの失敗や失恋話、失敗談など大いに盛り上がるのではないでしょうか?
数年前に世間を賑わせた保育園死ね問題もそうですね。
その性質は本能的なもので、これがビジネスの世界で多いに邪魔になります。
ビジネスの世界では正しい情報が命になります。
しかしこのネガティブ共感センサーが働くと、これにバイアスがかかり正しい情報を捻じ曲げて取り入れてしまう事が最大のリスクになります。
具体的な例だと
昨年ソフトバンクの携帯回線で通信障害がおき大きなニュースになったことがありました。
メディアはそれをこう報道しました。
「この件で契約者数が1週間で1万回線減りました」
ソフトバンクと取引している会社はこのニュースを見て、なにか対策を講じたかもしれません。もしくは取引先の選定を変えたかもしれません。

しかし
データを基にこの件を分析してみると、
・日本の全携帯電話回線数1億7000万回線のうち、23%がソフトバンクの回線である。
・ソフトバンクの年間解約率が約2%である。
・ここから170000000×23%×2%/365日=2142件(一日の解約者数)
 一週間数は2142×5日=10712件

ここから見てわかる通りこの通信障害が起きていなかった場合も通常で1週間に約1万件の解約があることが分かります。
ニュースは視聴率欲しさに事実をこのような方法で表現するのですね

この例の通り自分の目に入ってくる情報は必ず疑う必要があります。
特にメディアから入ってくる情報は必ず裏付けを取ってください。


今日は2つの思考の例を用いてロジカルシンキングの重要性について書いてきました。
自分の主観を入れずに定量化して情報を取り入れることがビジネスの成功には不可欠なのですね。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。(^O^)



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