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「LOVE 〜あなたは愛を認識できるか〜」

皆さん、突然ですが、質問です。

まずは写真を見てください。
ここに本物の化石と偽物の化石があります。
ちなみに、偽物は本物に外見、形など究極まで似せております。
さて、この姿、形の極限まで似ている二つの化石のどちらか一つ、あなたはもらえるとします。
どうやって選びますか?

こんにちは!デアです。
コロナウイルスの影響でお店がどこも閉まっていたので、勢い余って城ヶ島にサイクリングに行ってしまいました(笑)
バカですよね…
まあ…そしたら、城ヶ島に大きな地層があって、ふとこんなことを考えてしまったわけです。

さて、どうでしょうか…?
偽物も本物も似ているならどっちでも良いや!と考えることを放棄した人や、
俺は化石マニアだから頑張って本物を当ててやる(笑)など色々な人がいたと思いますが…

もう答え、言っちゃいます!
現代の技術では化石を完璧まで似せることなんてできません!
だから、正解はどちらを買っても本物です‼︎
(上の写真はただ輪切りにしただけです(汗))

…………。

待って!帰らないで!(;´д`)

まだ終わりじゃない‼︎(汗)

本当に単なる思いつきの問題なので、
問題の質の悪さは許してください…

じゃあ、もし、本物の化石に偽物が技術の力で追いついたとしたら、それはどちらも、たいして変わらない物と認識して良いのでしょうか…?
つまり、本物と偽物という概念すらどうでも
良くなってしまうのでしょうか…?

ちょっと、このことについて、深く考えてみませんか(´-ω-`)


この問題は、化石だったのでわかりずらかったと思いますが、私はこのことについて考えることは「真偽の大切さ」について考えること。
もっと言えば…
現代社会が未来へと進んでいく上での
重要な問題提起であると思います。
なぜかというと…

今、様々な技術が発達し、"偽物"と"本物"の区別がわかりづらくなろうとしているからです!

わかりやすい例を再度、挙げ直しましょう。
2020年の紅白歌合戦で話題になった
「AI美空ひばり 〜あれから〜」。
見ていた方はご存知だと思いますが、
これは、亡くなった美空ひばりさんをAIのテクノロジーで再生させるという一大プロジェクトでした。

これを見て、皆さんどう思いましたか?

感動した方も多くいらっしゃったと思いますし、私ももちろん感銘を受けました。
ですが…

"恐怖"の気持ちもあったのではないでしょうか。

亡くなった人を技術の力で本物と区別がつかないぐらいに似せてしまう。

これをすることで、どんな怖いことが考えられるでしょうか…?

・亡くなった人を利用した洗脳、宗教、売買
・著作権の問題
・生や死への尊厳
・事実の改ざん

挙げてみると、恐ろしいことがたくさん思いつきます。

さらに、Twitter。

例えば、最近ではコロナウイルスのトイレットペーパー問題のように、Twitterに流れこんだデマのせいで商品がなくなることがありましたよね。
あと、botって知っていますか?
ロボットのようにプログラム化されたシステムが、まるで本人であるかのようになりすますことです。
だから、顔や言葉がしっかり見えないTwitter上では、botの情報だとわからずに、偽った情報や人柄を信じ込んでしまう可能性があるわけです。

ちょっとだけ脇道に逸れると…
このTwitterの危険性について、
森美術館の「未来と芸術展」では作品になっていました。
少しだけ紹介しますね。

これは、
マイク・タイカ《私たちと彼ら》という作品です。
なんだかテープみたいのがたくさんぶら下がって、大変なことになっていますよね(笑)

実はこの作品、

2016年の大統領選挙で、トランプ大統領を支持するために、支持層を左右しようとして問題になったbotのツイート内容を

AIに学習させて、

新たにアメリカの政治に関するツイートを、
AIにつぶやかせた内容が紙に印刷されてぶら下がってるんです!

文章だけでなく、顔までAIが作り出した偽物。

タイカさんは作品を通して、Twitterなどネット上で顔が見えないことの畏怖を提示しました。

このように、化石の真偽から亡くなった人を蘇らせる問題、Twitterなどのネットワークの問題について考えてきました。
それでは再び戻って考えてみましょう。

上の写真を見て、
どちらの化石が本物であることかについて考える。
答えは知っていてもなんだか本物と偽物の違いについて考えることって大事に思えてきませんか…?
(思えなかったらやっぱり、例が悪かったんですね…)

真偽について考えることの大切さについて語る上で、最後に一つだけ。
先ほど挙げた問題を全て解決する方法ってあるんでしょうか?

私は一つだけ思いつきました。

それはズバリ愛の力だと思います!

(はあ…何言ってるんだ?)

自分も結論がしっかりと固まっているわけではないのですが、聞いてください…‼︎

私が思うに、
外見を極限まで似せる上で気をつけないといけないことは

本物に対して敬意を払うことだと思うんです。

化石にしろ、
亡くなった人であっても、
Twitterであっても、

本物を偽るからこそ先程のような問題が起こる。
それって、人それぞれが本物に対しての敬意を持っているからこそ、生じると思うんですね。
本物に対しての敬意がなかったら、そもそもこんな問題について考えることを放棄します。

化石が本物だなんてどーでも良い。
亡くなった人なんてまた作れば良い。
Twitterで誰が話してるなんて知らないわ。

そうじゃないですよね…?

本物には偽物とは違い、中身があります。
やっぱり、本物と偽物はいくら形が同じでも
一緒にはならないことを人間は心の奥底で知っています。だから、敬意を払う。
そして、何でここに愛という言葉を使ったのかというと、それは愛に偽りはないから。
愛に偽りってあるのでしょうか?
僕はそんなことはないと思います。
それは愛には
「見返りを求めず、ただ相手に幸せを提供することが自分の幸せ」
という面があるように、人や自分を騙すなどの
嘘がない言葉だからだと思うんです。
そして、嘘がないからこそ中身がある。

敬意を払うことは対象を愛すること。

僕はそう思っています。
愛の大切さを知っていれば、例え未来が、もしくは自分や他人が偽物によって傷ついてしまったしても、真偽について考えることの大切さに気づき、再び立ち上がれるということを…

愛は偽物から身を守るための唯一の人類に残された希望だと思います。

真面目に…

だから、まずは自分を愛したり、身の回りの愛を確認したり、あるいは恋愛して本物の愛について考えるなど愛について学ぶ方法はたくさんあるので、"真実の愛"について考えてみてください。

その考える行為こそが、「真偽の問題」を乗り越える上での必要なステップだと思います。

とは言いつつ…
当の本人が一番、本当の愛を勉強しないといけないんですけどね(^^;)

まあ…要は愛について考えていれば、
人類は偽りが与える悪影響について考え続け、
うまく問題を対処することができる。
(わからなかった人にも、せめてこの言葉だけでも伝われば‼︎ 伝わらないか…)

長々とここまで文章を読んでくださった方、
本当にありがとうございます…‼︎

抽象的な結論なので、もっと具体性を増せば、理解していただける方が増えると思うので、
私もまだまだこの問題について考えます。

ここに書いた私の想いが誰かのところへ伝われ〜
と思うだけでなんだか幸せになれる。
これも一つの愛なのかな?(ボソッ)

愛は意外と身の回りの気づかないところにあるんですよね。

愛って、私達があたりまえに生きていることと同じように、すごい物だと思いませんか?

                  デア




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