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バイオアートとロボットアートの関係

お疲れ様です....!!
デアです(o|o)/

以前、「ロボットアート」というロボットを使ったアートについて、
記事を書いたのですが、
実は最後の方でうやむやな結論を出してしまいました.....

それが「バイオアート」「ロボットアート」の違いについてです。

※上が最近出した「ロボットアート」の記事。
下が過去に出した「バイオアート」の記事です。

この二つの中で、
「バイオアート」というアートが特に世間では発展していたため、
自分で作った「ロボットアート」という用語がその流れに押されて、
あいまいな結論を出すことになってしまいました(汗)

この事をずっと胸に抱えながら、一週間。

この二つをはっきりと区別できる物ができました。

今回はこの気づきを綴っただけの短い文章にはなってしまうのですが、
最後までお付き合いいただけると、嬉しいです^_^

よろしくお願いします🙇‍♂️

◆内を意識させるか、外を意識させるか

使ってる物が人工物か、生物なのかが重要じゃない。
人工的に生み出した物をどこまで意識させるかが、大事なのではないか🤔

始めにはっきりとさせたいことがあります。
それが、
「バイオアート」は生物(バイオ)で「ロボットアート」はロボット(ロボット)だから、人工物か生物を使ってるかがアートとしての大きな違いであるということは”間違っている”ということです。

この何を使ってるかに焦点を当てて「バイオアート」と「ロボットアート」の違いを語りだしたらキリがないです....
(人工物も生物も二つ使って、「バイオアート」と呼ばれることもあるので)

本当に着目する点は、鑑賞者の視点をどこに向けさせたいのか
違ってくるのだと自分は考えました。

この事をさらに深堀りしていきます🦏
(ここからは、前回の記事を読まないとわからないかもかもしれません...)

バイオアートは、生物由来の物(DNAなど)を人工的に作り出してアートとして昇華できたことが、発展につながったきっかけです。
そのため、使っている物が生物由来の物を人工的に作り出していたり、
人為的に操作している分、できあがった作品はどれも生きているように感じ、何が起こるかわからないという不安を抱かせます。

一方、ロボットアートはあまり生物が身体の一部として使っていない
金属など、人が今まで人工的に作り出してきた材料で構成されています。
そのため、見ている人は材料そのものの特性より、
ロボットがどう動くかということに影響されて何かを感じるのではないでしょうか。

自分はこの二つの違いが"内""外"という言葉で分けられると考えました。

バイオアートの方は、
「生きているように感じ、何が起こるかわからないという不安を抱かせます。」
と書いたのですが、これは予測不可能な側面をアートの内部に見出そうとしていると思います。

ロボットアートの方は、
「ロボットがどう動くかということに影響されて何かを感じるのではないでしょうか。」
と書いたのですが、これは予測不可能な側面をアートの外部との関係で見出そうとしているように感じます。

具体例を挙げると、
よく話題になるiPS細胞を使って人間の臓器を作り出し、
これをヒト型ロボット(ASIMOなど)に埋め込んだとしましょう。
このロボットの中で動いているのは微妙な変化を遂げながら動いている
人間の臓器です。
この造形物を見た人は「私たちと同じ臓器を持っている?」や、
「これ動いてる...」など、中で起こっていることにばかり想いを馳せると思います。
そのため、この造形物の外にある物は中に入っている物が強烈な分だけ、
見えづらくなるのではないでしょうか。
これがアートの内部を意識せざるを得ないと言っている意味です。

一方、金属で作った人間の臓器を
そのままヒト型ロボットに埋め込んで何か動きをさせたとしましょう。
おそらく、先ほどのiPS細胞の臓器が埋め込まれたロボットより、
内部に関心は行かないのではないでしょうか?
むしろ、
どう身の周りの物と関わってこのロボットが動いているのかという、
外に関心を向けさせた方が、関心をひきつけることができると思います。
こちらが、アートの外部を意識せざるを得ないと言った意味でした。

この違い、伝わったでしょうか....??

要は、
アートの内側を意識させるか、アートの外側を意識させるかという
"鑑賞者としての立場"の大きな違いでした。

この事が「バイオアート」と「ロボットアート」をあえて分けるなら、
違ってくる部分だと思い、書いてみました(o|o)

最後に:やはり、媒体の事は考えすぎない方が良いと思った

ごめんなさい。
またループする結論を出してしまいましたね...

実際、鑑賞者に何かを意識させることを抜いたら、
この「ロボットアート」か、「バイオアート」かという問いは
考える必要がないと思ってしまいました。

結局、
アートをわかっていない、ロボットを作ったことがない、バイオアートを作ったことがないなど、
実際に何か手を動かさないで頭だけで考えすぎた結果、
考えは浮かぶけど、いつも結論が地に足つかないんだと思います💦

今回も反省の記事になってしまったのは、
このサイエンスアートの内容がいかに、何か自分でやってみてわかっていく世界であることの証拠だと思います。

だからこそ、次はもっと高い山から見下ろした結論が出るように、
また手足を動かして考えてみようと思います...!!

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それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました✨
またお会いしましょう~

デアッ( o|o)/~

エヴァの画像出典:https://www.pinterest.jp/pin/642466703080462819/
ガンダムの画像出典:https://sakae.keizai.biz/headline/1063/


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