人生初の婚活パーティーなるものに参加してきた感想を2回に分けて綴る

タイトルの通りだけど、結果的にどうなるか分からないけど、とりあえず行動してみよう的なノリで結婚相談所に登録して、今日は初めて婚活というものに参加した。

30歳を前に色々と考えるのだけど、ここ最近「自分は結婚したいんだろうか?」という疑問がずーっと付きまとっていた。今までは特に結婚したいわーとかはなく、クリスマスや正月やお盆の時期になると「あー家族がおったらなぁ、、」と時期的なものから無理矢理思わされることがあった程度だった。

なので、そういう理由で結婚にありついてもどうせ長く続かないだろうし【何より相手にも失礼】ストレスの方が大きいのでは?と結婚に懐疑的な自分がいた。

ただ何度も言うけどもう自分は30歳になるのだ(笑)

実家の祖母は元気だけどデイサービスに通い始めるし、父も糖尿病の治療薬をのみ始めるし、地元の同級生も知らない間に同級生同士で結婚したという情報を煽りも込めているであろう母から教わるし、弟も髭が濃くなってたしで、嫌でも今まで「なあなあにしてた事」に直視せざる終えない状況を周りの景色から痛感させられる。

その事の一つに「結婚したいだろうか?」という壮大なテーマに年が明けてからずっと向き合ってきた。で、結論から言うと「結婚したい」ということに今は落ち着いている(笑)

なぜそう思ったかというと、三つほど理由があって

①自分が勝手に「あの人みたいになりたい」と思ってる人である若林さんが結婚しているということ。若林さんのエッセイの幸福論にすごく共感したこと。

②その若林さんが読んだ、國分功一郎さんの「暇と退屈の倫理学」を読んで「これ俺たぶん結婚したいんだわ」と納得させられたこと。

③30歳を前に良い意味でも悪い意味でも「自分ってたいしたことないわ~」と自分に期待するということを若いときほどしなくなったことで、独身でも生きていけるような鋼のメンタルや生活の処世術を持ち合わせることは今後できないと判断して、歳を重ねて急に焦って「死ぬほど結婚したかったぁ」とか言い出すのを防止するため。

といった理由から結婚相談所に登録して今日初めて婚活というものに参加する運びになった。正直、若い頃は結婚相談所に登録するなんて、、プププ、、みたいな気持ちがどこかにあって自分はあー言う風にはならんぞーと息を巻いていたけど、フタを開けたら自分も登録してるから物事をナナメにみていたことを深く反省する(笑)【本当に登録してる人に失礼だった】

で当日の今日、いざ会場に行こうと思って諸々の準備【新しい鞄、靴を購入、デートっぽい服装できてねという指示だったので自分のなかで最大のおしゃれの服装を着る】をして車を走らせたのだけど、なぜか泣きそうになる自分がいた(笑)

なぜ泣いているのか?と今振り返って思うけどたぶんその涙の内訳は、もし誰からも好意をもたれなかったら自分を否定されたようでつらくなるという核心を表には出さないように呟いた【あー今日やっぱいくのめんどくせー】という理由が本当だと思っている(笑)

今までは、若さを言い分けにここの部分から逃げてきた。たぶんこれが二十代前半ならそう思った時点で引き返しているだろう。

でも今は違うのだ。もう30歳なのだ。今後たぶん、【あーめんどくせぇ】と思う自分が現れたら何度もこの魔法の言葉「もう30歳」を引っ提げて、本音の自分を打ち砕こうとする自分を打ち砕いていこう【本音はそっちなんだから】と決心し、その決心を燃料に車のアクセルペダルをグンと踏み込んだ。

いざ会場につくと事前に知らされていた通り男15名、女15名といった感じになっているかと思いきや、女性の方が少なく12名しか来ていなかった。

その時点で【あーこれ余るやつや、、】

と1時間先の未来をこうも簡単に予測できる状況があるのか、、と暗い未来に絶望しているとたまたま会場の同じ席に、前の職場の知り合いの男の人がいた(笑)かなり気まずかったけどその人は気さくにお元気ですか?と話しかけてくれて、「あーこの人はやっぱいい人やなー」と思った。

パーティーの流れはこうだ①自己紹介②1人三分ずつ全員とトーク③気になる人に専用のアプリサイトからチェックを入れる【自分がどの人からチェックが入ったか分かる仕様】④そのチェックをもとにフリータイムで好きに話しかける⑤マッチング

といった流れだ。

周りの男性をみると、こういっちゃなんだがいかにも三軍だな~【自分も含めて】といった人が多く、この中ならわりと自分でもやれるのでは?と変な自信があった(笑)

自己紹介が終わり、いざトークタイムになると人見知りな自分だけど相手のプロフィールを身ながら話しすぎず、聞きすぎぐらいの感じで自分ではけっこう話せたほうではないかと評価できるぐらいトークができた【合コンとかだとダメだけどこういう準備されたのはなぜかいける(笑)】

正直トークタイム3分って短いのだけど、よく人は第1印象で決める~みたいに聞くけど第1印象で決めるには十分な時間のように感じられた(笑)

なんだかんだ自分は、その人の身なりとか顔とか血液型とかトークの掛け合いの面白さとか、嘘でもいいから相手に気を遣って話しかけるor聞くといった点をよく見ていることに気づいた。

↑この辺を見るだけでたぶん自分に合うか合わないかの判断がつくと自覚している。

で、やっぱ人って面白もので興味がない相手にはとことん興味がないという当たり前の事なのだけど、そういう人がこのトークの段階で何人かいた(笑)たぶん向こうもそういうところをチェックしているのかもしれないけど、とはいえ一回目で初対面だし嘘でもいいから気を遣えよ、、と思ったりする。

一通りトークが終わってフリータイムのためのマッチングにはいるのだけど、正直自分のなかで「この人気になる‼️」みたいな人がいなかったので、どうしようかな~とか迷っていると、なんと自分に2票も話したい相手に選ばれているではないか(笑)

それなら!と思ってその人にチェックをいれてトークをしようと試みる。あと2人こちらからチェックを入れさせてもらった。

で、こっからフリートークなのだけどフリートークの流れが「はい❗️じゃあみなさん気になるひとの所へどうぞ❗️」的な流れで、これがまぁびっくりするぐらい気を遣って話しかけにいけないのだ。(笑)

小学生の時の何かのゲームで2人組作ってできた人から座るという悪魔のシステムを、まさかこの歳で再び思い知らされる羽目になるとは、、、

結局その場で僕も含め男3人ほどが行く宛のないゾンビのように会場を徘徊することになってしまった。その様子を見かねたスタッフの自称「ベテランのおばさん」が背筋伸ばして❗️シャキッとしてペアで話しているところにも行くのよ❗️とゾンビ達を鼓舞するのだけど、もはやその程度の言葉では追い付かないほど、それぞれがトークという名の頑丈な建物のなかに身を潜めて扉をつっかえ棒みたいなやつで封鎖それており、ゾンビサイドは一旦集まって、感染部位の確認【ここな。ここ噛まれたんな。俺も俺も。】と謎の団結力を高めるという「人VSゾンビ」という、まさにゾンビ映画の縮図が婚活会場で展開されていた。

あと個人的に、お前みたいなおばちゃんがいるからこういう婚活パーティーにいきたくなくなるんだよ。いっそ噛んでやろか❗️と思ったのも事実だ。

とはいえ、結論おばちゃんの言う通りなのだから勇気を出して、自分のところにチェックを入れてくれた人の所に行って、男2人、女1人といだた形で話すよう無理やり自分をねじ込む。その様はまさにアクティブなタイプのゾンビがつっかえ棒やらなんならを無理くり押し退けて建物に入っていくような感じだろう(笑)【本当に恐怖だったと思う(笑)】

いざ建物にはいってトークを聞くのだけど、ちょうど入ったタイミングぐらいで既に話してた2人が同じ高校の出身ということが分かり、二人にしか分からないローカルトークを展開しているところではないか❗️懸命にドアをこじ開けて建物に入ったものの2人とも既にさらに頑丈なシェルターのなかに入っているではないか❗️(笑)

こうなってくると地獄の「輪にははいってるけど実際に輪に入れてない」という、そもそも輪に入らない方がいっそ良かったと思えるというお得意の状況が確定していた。

案の定2人は同高校出身者ということからトークの熱量を増しており、僕はそれをただ静かに傾聴するだけになった。一応最後のほうで申し訳程度に女性のかたから話しかけられたのだけど内容も「地元の方ですか?」と【自分は地元ではない】のでいいえと答えることしかできず、フリートークの時間は終わってないけど、シェルターから見えない気功波みたいなので外に追い出されたような気分になった(笑)【ちなみにこの人たちは後にマッチングしていた】

その後はもう1人のチェックを入れてくれた方にこちらから行ったのだけど、これがまぁわかりやすいぐらい興味がないみたいで、一回目の時は質問もあったのだけど、5分ほどこちらから質問を投げ掛けるのみで終わった(笑)【たぶんもう相手は決まってたのかな?(笑)】やっぱり人って無意識でも態度にはでるなと自分の考えを強化させる。

そんなこんなでマッチングの時間になりダメだとわかっていたけど一応チェックをいれて提出する。もはや試合は完全試合で出来レースの様相を呈していたけど少しだけ期待して待った。

案の定マッチングしなかった(笑)


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