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JASTPRO DXの道 第1話「DX前夜」

【初出:月刊JASTPRO 2021年11月号(第511号)】

何度かに分けて当協会事務所で取り組んでいるデジタル化に関するよもやま話をお届けします。
当協会のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けたチャレンジの様子をお楽しみください。


皆様、当協会機関紙の裏表紙に掲載されたホームページとTwitterアカウントのQRコード、お気づきになられましたでしょうか。こちら、通算500号目(2020年12月号)から掲載しております。Twitterアカウントは開設したもののフォロワー数が伸びず悩みの種が増えております。
 
それはさておき、当協会ホームページを2021年4月にリニューアルいたしました。更新がタイムリーではない、情報が探し難いというお叱りもいただいていたため、見やすく整理されたホームページを目指して、業者委託からコンテンツ・マネジメント・システム(CMS)を導入し内製化を図りました。日本輸出入者標準コード(JASTPROコード)の申請や更新、お問い合わせ方法も改善し、スマートフォンやタブレットからも参照しやすいレスポンシブデザインを取り入れるなど、今後も当協会の顔として工夫してまいります。皆様からのご意見ご感想をお待ちしております。
 
このように皆様に向けたデジタル化を進めている一方、事務所での業務はずいぶん前時代的なやり方を続けておりました。メールやPDF文書は印刷して回覧。職員の予定は各自に確認後ホワイトボードに記入。会議は全員出勤し、対面で開催。デジタル化とはほど遠いアナログ的業務が続いていたのです。小さな事務所で職員も毎日顔を合わせるため、このようなやり方でも大きな問題はなかったのですが・・・。
 
新型コロナウイルス感染拡大を契機とした働き方と生活の変化。当協会も影響を受けました。出勤者の削減や事務所業務の一時的な縮小、アクリル板や消毒液、非接触型体温計の導入などの対策を行いつつ、新しい日常に対応すべく在宅勤務の導入を決定。しかし、何の工夫もなしに在宅勤務は出来ません。毎日出勤して顔を合わせることを前提とした仕組みでは仕事が回らない。最初の緊急事態宣言から始まったテレワークの波に翻弄された方は皆様の中にも多くいらっしゃったのではないでしょうか。
 
知見が豊富なデジタル企業であれば即座に対応出来たというテレワーク。当協会でもチャレンジを始め、今も続けています。慌てて導入したリモート接続ツールやオンライン会議システムは上手く使いこなせなかったものの、続けて導入したグループウェアやメール共有ツールは、きめ細かい機能やサポートのおかげで活用できそうな手応え。在宅勤務しながらも問合せ対応の効率が向上するなど、亀の歩みではありますがITツールを活用したデジタル化が進み始めました。
 
しかし、実はまだ、根本的な課題が残っていたのです。(つづく)

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