普通の女の子がNo,1SM嬢になるまで(Ⅵ)
【Ⅵ、大人な服装で自信がついてくる】
高校時代、親友に対し性的感情を抱いていた私は、他の女生徒から身体のラインを誉められたり服の上から触られることがありました。
中学時代の制服はヤボったいブレザーで、水泳で鍛えられた肩幅が際立ち更に不恰好に見ていました。 ですが高校に入り服装が自由に私服を着られることになり、自分の体型に合った服装を考えられるようになったのです。
その当時の私の理想はバリキャリの格好良くてセクシーなレディ。母のクローゼットからブランド物のスカートや大人びたアンサンブルシャツを借り着るようになりました。中にはヒップのラインが出るタイトスカートもあり、「自分は海外で活躍する女性になる!」と履いて気分を高め、自信にも繋がっていきました。
母からよく指摘されていたように、ボリュームのあるヒップを左右に揺らしながら、マリリンモンローのように歩くことがあったそうです。(単に癖だと思いますが)
社交ダンスや水泳で身に付いた姿勢や逆三角形の上半身は服の上からも分かり、関心を抱いた友人らに、昼休み休憩などに触るなどしてもらっいました。
教室の空いたスペースでダンスのステップを見てもらうこともあり、衆人環視での自己表現が満たされていたものです。
「見られている、嬉しい。もっと見て。」
ダンスや美術で培った承認欲求や自己実現は、癖になる。染み付いて、それらはSMにとって代わられています。
同級生の友人と勉学や部活動を切磋琢磨していく中で、恋愛対象はいつしか先生になっていました。いずれも義父と変わらない年齢。
思い出すのは古文の先生。乱視のため席替えの際は前の方の席にしてもらうことが多かったのですが、授業がある度に心臓が高鳴り、身体の奥が熱くなっていました。
見上げれば、先生が目に映る。男性として色気全開の40代、ニヒルで、神経質そうで、好きな俳優にも似ていました。
何度か職員室へ赴くこともありましたが、告白などはしていません。顔を見るだけで幸せだったのか、既婚者だったため勇気がなかったのか。細かいところは覚えていませんが、今でも思い返す度に胸が、小刻みに震えるのです。
その他にも卒業後に先生とのエピソードはありますが、在学中に他に記憶に残っているのは体育の先生。
どういった経緯か分かりませんが、職員室の椅子に座る先生の膝に座ってイチャイチャ寸前だったことがあります。
そういった行為に至ったのも、私が男性に対し積極的に接することができるようになるきっかけがあったからでしょう。
そう、高校時代、ムッツリスケベだった私はついに妄想を現実化させたのです。
外国人との初体験。忘れることはありません。
茉莉伽
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