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アラフォー真夏の大冒険⑩サイゴン

2023.7.21 サイゴン

ベトナム最後の1日をどう過ごそうか。全然決めてなくて、とにかくこの趣あるホテルの滞在時間をギリギリまでにして、ここにいれる心地を味わって。さぁ、チェックアウトの時間よ!行くのよ!と言われた気持ちでリュック背負って飛び出した。

戦争証跡博物館を見て、改めてロシア早くやめてくれここに来れば誰も戦争しようと思わないぞ、と思い、気分を変えてのハイティー。バイオリンの旋律はなぜああもジーンと染みるんだろう。揚げ春巻きも食べれたし、さぁまた行くのよ!と出発。

郵便局に行ってみてワクワクすることしてみて、そこからダブルデッカーバスで市内見学。それでもまだ時間はある。ブックストリートと昨日閉まってた食堂にも行けそうだ。最後の晩餐は優しい甘口のスープでホクホクだ。あとは涼しくても汗をかく体にビールを流し込んで迎えを待つとしよう。

始めはホームシックになると思っていた。たった一人、大好きなベトナムとはいえ異国の地。具合が悪くなったら…騙されたら…スリにあったら…事故に遭ったら…と不安や心配しか出てこない出発直前だったけど、実際来てみたら、ベトナムの人の優しさと親切さにたくさん助けてもらったし、気がかりなことなど何もないくらいに今を楽しんでいた。もったいないくらい、異国の地でたくさん寝た。それも私らしい。

結局、これからやりたいことなんて何も浮かばず、ただ今を、この時をこぼさないように味わい切った。

でも、まだ味わいたい。

だから、ねぇ神様がいるなら、仏様はいるよね、じいちゃんばあちゃん、できれば私をまた、異国の地でたくさんの景色を見れるように導いてくれないか。いや、違うか。自分でどうにかするから見守っててよね。


また必ず、必ず来るよベトナム。
あぁ、ほろ酔いだ。


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