見出し画像

広東磁器(港式廣彩):アップデート Vol. 2 - 2022年3月

以前ちょいちょい触れていた広東磁器ワークショップ、続けて一年が経ち。

↓前回の記事(気づいたらもう半年以上前でびっくり)

その後作成したお皿の数々。
手が遅いのと、やたら細かいモチーフを選ぶのとで一枚仕上げるのに4-6週間くらいかかっているが、子供の頃から苦手としていた毛筆の扱いを少しでも克服出来ているかも、と自己満足中。
記録用記事ですが、よろしかったらご覧あれ。

西洋の紋章(ファミリークレスト)と伝統的中華文様のコラボ。これが広東磁器=「廣彩」が香港に来て「港彩」と呼ばれるようになった所以。先の大戦後、欧米向け輸出ライセンスを持つ香港の窯元が欧米市場向けにデザインしたと言われている”East Meets West”=東西融合カルチャー。
吉祥モチーフのミックス:萬花雙囍碟 Thousand Flowers x Double Happiness。紅い顔料は珊瑚。
日本の陶磁器の模様を港彩にアレンジ。藍牡丹x青海波。ところで青海波はペルシア伝来だと知ってびっくり。シルクロード経由で中国、日本に伝播した文様だそうです。
藍牡丹x青海波全体像



で、最近始めたのがこちら。

意匠は勿論広東磁器の伝統柄や先生のお題などから選べる一方、やりたいようにやらせてもらえるのも自由度高くて良い。わたしは都度図柄を持ち込んでいる。今回はタトゥー図案から探して来た。
一度はやってみたかった意匠。中華圏の典型的な吉祥物、龍鳳盤 Dragon & Phoenix。



精進しておりまする。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?