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時間が守れない?!時間感覚が難しい?!息子に試したこと

◆時計の時間はわかるけれど…

時計は読めるけど、時間を見て今何をしなきゃならないのかはピンと来ない三男。

例えば、夜の9時半。
9時半だとわかるけど、そろそろ寝なくてはいけない時間(遅い時間になってきている)ということには結びつかないのです。


◆時間の長さも難しい…

そして、あと○分だよと伝えても時間の長さの感覚が把握できません。

5分は長いのか短いのか?30分は長いのか短いのか?度々聞いてきます。時間の長さの感覚はその人や取り組む内容によって異なるので一概に長短を答えることは難しいのですが、「ママは30分は十分時間があると思うよ♪ドラえもんを見ている時間と同じだよ。」などと伝えています。

それから、5分と30分を比べれば30分の方が長いことは事実として答えられますが、感覚として身につく方法はないのかなと思っていました。

また、他のきょうだいが寝るのに付き合っているうちに、私まで寝てしまうことは日常茶飯事。ハッと目覚めたときに三男がまだ起きていることも多々あり、改善を練っていました。


◆キッチンタイマーで試すものの…

まず、キッチンタイマーを用意し、音が鳴ったら「学校に行くんだよ!」「寝るんだよ!」などと、その時その時の状況で説明をしました。
しかし、キッチンタイマーでは本人は気づかず。。わたしもきこえないので、キッチンタイマーの音に気が付かず、声かけができません。(注:時計を見て目安としては把握していますが、鳴った瞬間はわからないので…)

次に音とライトが同時に反応するキッチンタイマーにしてみました。
でも、気づかない。わたしは光で気づけるのですが、本人に自覚がないと切り替えがいまいち鈍いのです。キッチンタイマーよりもママの声かけの方がインパクトがあるようで、声かけが通りません。


◆学校から得た情報で変化が!

そんな時、学校ではLITALICOの『ねずみタイマー』を使っているという情報を得ました。

家でも試しにタブレットにダウンロードしてみました。
学校で使っていることもあり、「ねずみタイマーで時間が来たら終わり」というルールが三男の中にインプットされていました。何かをしていてもねずみタイマーの時間終了に気づくのだろうか?と半信半疑でしたが、タブレットでYouTubeを見ていても時間になるとねずみタイマーが反応してくるようで、YouTubeが途中でも終わりにする三男。

そこで、きょうだいが寝るときに、ねずみタイマーを15分~20分ほどに設定して、ねずみタイマーが終わったら布団に来てねと声かけをしてみました。すると、「ねずみタイマーが鳴ったよ!」とお布団に来たのです。そんな日々が1週間ほど続き、流れが定着してきたと思ってきた頃、自ら「タイマー設定しておいて」「何分後に設定しておけばいい?」というようになりました。

まだ、時間の長短の感覚はわからないことの方が多いようですが、自分で時間設定をして何かをするという行動を繰り返すうちに、5分ってどれくらいかな?15分はどれくらいかな?というのがつかめるようになるのかなと期待しています。

ところで、ねずみタイマーは、ねずみが1個のリンゴを10秒かけてかじっていくので、10分ならリンゴが60個ずらっと並んでいます。20分なら120個。リンゴの個数で時間の長短も少しずつわかってくると思います。

そして、これまでの時間(かじり終わったリンゴ芯の数)と残り時間(残っているリンゴの数)も確認することもできるので、まだまだできるな~、半分まできたな~、もう残り少ないな~などと判断しやすいのはないでしょうか。


◆5歳児にも好評

まだ時計が読めない年中の四男もねずみタイマーを愛用しています。兄たちと10分ずつ交代してやるというお約束の時は大活躍です。ねずみタイマーを設定することで、兄たちが気づかなくても10分きっかり声をかけることができるし、リンゴをかじっているねずみをずっと眺めているだけでも楽しく待ち時間が苦痛にならないのです。かじったリンゴも残っているリンゴもクリックすると、クリックしたところが揺れるのも面白いようです。

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