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中学2年生が終わったので、あゆみを代わりに受け取ってきました。
毎年担任の先生が変わるので、年度末のあゆみは自分で受け取ってきてほしいという気持ちはあったのですが、「行かない」という選択意思を示してきたので、受け止めることにしました。

それでもわたしの気持ちは複雑でした。中1の時は全く行かなかったので、私が代わりに受け取りに行くことに対してもあまり抵抗はなかったのですが、中2の時は2回先生と会ったのになぁ‥という気持ちがあったからです。

帰宅後、先生から受け取ってきたあゆみを次男に渡しながら言いました。次男は行っていない学校からのあゆみを渡されても…という反応です。
「学校に行った2日間は出席にしてくれたんだって」
『えっ?そうなの?』
あゆみを見て、出欠記録の部分だけを確認する次男。

その時、改めて思いました。
学校に行けていないことをずっと気にしているんだなって。記録として書かれているものを目にするとやっぱり苦しくなるよね…特に成績が書かれているところは避けている理由も頷けます。正直、わたしも事実とはいえ、現実を見せつけられているようで胸がギュッとなります。

話を戻して、学校であゆみを受け取った時のことです。
「今日は受け取りに来れなかったけど、2回会えてよかったです。進歩しましたね。出席2日って書いてあります。今日受け取れたら3日になるかなって思ったけれど…」とちょっぴりさみしげな顔をしながらも話してくださった先生。わたしも、放課後の部活見学と三者面談で2日出席にしてくださったの?!と驚きましたが、先生のご配慮だと思います。さらに担任の先生だけでなく、校長先生もその扱いを承認してくださったということです。

「来年度もいるかどうかはわからないけれど、次の担任にはしっかり引き継ぎますね。3年生になったら2日の記録を更新してくれたらって…期待してしまいますね」と笑いながら話してくださった先生。実は、2年の担任になった時に「できることはしますので!!それが私のモットーなのです」とおっしゃってきて、母の私でも一瞬戸惑いました。でも、それは私との連絡のやり取りから、少しでも関わりが持てるような部分や関わりやすいことを見つけて提示してくるスタイルでした。

例えば、
・2年生が終わる日までのカウントダウンをしたいから、1人ずつ出席番号を割り振って書いているので、是非書いてほしいな。
・合唱祭で優勝できるようにみんなで一言を書いたものをお守りにするから、一言書けるかな?考えるのが大変だったら「頑張れ」って書いてくれたら嬉しい。

などと、深く考えずに書けるものや一言で済ませられるものに取り組むことでした。次男は、それくらいならできる!と取り組んでいました。それができるレベルまでの状態に落ち着いていたということも大きいと思いますが、そういう参加の方法で学校との接点を作ってくださることはありがたかったです。次男も多くは語らないですが、少しずつ学校というものへ意識を向ける気にはなりつつあるのかなと感じながら春休みを迎えました。

次回からは中3になってからのことを綴っていきます。

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