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【国際女性デー】 15歳の私へ

今日は国際女性デー。社会は少しずつ変わってきていますが、日本は先進国でも類を見ないジェンダーギャップがあります。

国際女性デーに、30歳になった私から15歳の私に伝えたいことを書き連ねてみました。




社会は思ったより生きづらい

学校教育では男女雇用機会均等法やら、男女平等を習うよね。

…嘘ではないけど、そもそも性別は男女だけでもないし、機会は均等だけど昇給は保証されていない。

だから、キャリア形成は「その通りにいかない」を前提に早め早めに行動すべし。男性と同じ温度感でいると、体力差も相まって躓くから。男性/女性や女性同士で対立する気はないけど、事実は事実として頭の片隅に入れておいた方がいい。


他人の評価なんて勝手なものだから

容姿や生まれ育ちが、悪い方向に働いて嫌な思いをたくさんした。他人は「私」ではなく、私以外の何かをみて決めつけて「そうあって欲しい」評価を押し付けてくる。娘として、女性としての全部の期待に応えて、本当にお疲れさま。

でも…あなた自身の糧にはあんまりならないことだから。

本当にやりたいと思ったことは進んでやっていいの。思うように生きて、そうできる環境を自分で作っていくしかない。


自衛は大事だけど、あなたは悪くない


痴漢やセクハラを訴えても未だに「自衛しないほうが悪い」という意見もある。自分の人生の責任は自分しか取れないから、嫌な思いをしないために自衛をすることは大切。

でもセクハラに遭ったあなたに、責任はない。絶対に悪くない。セクハラしてきたやつが悪い。そこはブレなくていい。


生理が重いなら早く病院へ

15歳の私は生理が重いときは学校のトイレで人知れず吐いてうずくまっていた。大人たちから「ピルは避妊のためのもの」と教え込まれ、頼れるのは頭痛薬だけ。

重い生理痛には、ちゃんと理由がある。

あなたはホルモンバランスが生まれつきバラツキがあって、そのせいで重度の偏頭痛も抱えていたの。「生理が重いのは生活習慣のせい」「ピルは太る」という、あまり意味のない言葉を信じて10年あまり我慢した。

さっさと病院に行って、適切な治療をしたら2ヶ月で今までの不調が嘘のように改善される。自分を責めたり悩んだりするくらいなら、早く病院に行きなさい。


それでも大人は楽しい

ここまで読んで、もしかしたら未来に絶望したかもしれない。20代は正直本当に大変だったけど、30歳になって「こんな思い、後世にさせまい」という闘志すら沸いてる。

なによりも、責任と同時に『自由』があるし、自分でお金さえどうにかすれば多少の希望も持てる。だから大人になること自体には絶望しなくて大丈夫。

だから安心して、今も未来も楽しんで。


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