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100%再利用できるホテル!!!!! Poatato Head

東京のホテルから1日に出るプラスチックごみの量は?想像できますか?できないですが、多量なイメージを思いついたでしょう。

日本のホテル業界では、一度使ったプラスティック製品が大量に廃棄される問題があります。私の知り合いは東京の五反田でホテルを運営し、昨年 ホテルから80トンのプラスチックごみが発生しました。そのホタテは特に大きいわけではありませんが、普通のものです。これを東京の23区内のホテルの数(約900軒)で乗じると、そのゴミの山を想像するのは容易でしょう。

2021年3月に閣議は新しい「プラスチック資源循環法」の法律を導入しましたが、ホテル業界での普及はまだ進んでいないようです。しかしながら、これは最高のビジネスチャンスだと考えます。もし、ホテルが使い捨てを脱し、ゴミを循環させる仕組みを上手く実現できれば、皆さんはそのホテルに行きたくなることでしょう。持続可能性を実践することは、結局のところ、強力なマーケティング戦略となるのです。
今回の記事では、使い捨てを禁止し、循環の仕組みを実現しているホテルを紹介します。

その代表例が、バリ島にある「Potato Head」です。
Best Hotel in Seminyak Bali - Desa Potato Head Bali


Potato Headは、バリ島で最高のサステナブルなビーチフロントリゾートホテルです。
そして、このホテルはごみ排出量がほとんどゼロです。その理由は、施設内ですべてのものを再利用しているからです。

プラスティックや発泡スチロール、紙などのゴミはすべてアップサイクリングされ、ホテル内の家具に再利用されています。また、提供される料理は仕入れから輸送まで、持続可能性を考慮して作られています。Potato Headは単に使い捨てを禁止しているだけでなく、地球に害を与える行為を禁じているのです。

Potato Headがこうなった背景には、100台のテレビ注文が関わっています。これによって大量の発泡スチロールが発生しましたが、そのスチロールを捨てる代わりにホテル内の家具に変える方が良いと気付いたのです。この考え方から、プラスチックや紙など、さまざまな素材を再利用するアップサイクリングに進出し、使い捨てのホテルを実現できたのです。

私はPrecious Plasticの動画からPotato Headを知りました。その驚きと同時にショックを受けました。夢のようなワークショップが存在する一方で、ホテル業界のゴミ量は深刻です。これは日本だけでなく、世界中のホテル業界に言えることです。個人の努力だけでは不十分であり、ビジネスやホテルが果たすべき重要な役割があるのです。

Precious Plasticはバリ島でプラスチックのアップサイクリング施設やビジネスを紹介しており、興味があればその他の動画もぜひご覧ください。

持続可能性が実現されれば、これは新しい形のおもてなしとなるでしょう。
現在のホテル業界では、おもてなし文化は使い捨てを前提としていますが、Potato Headのような新しいアプローチが広がれば、素晴らしい変化が訪れることでしょう。

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