【オカルト・フェイク体験談】vol.1 中村市朗さん『今から行きます』より

私が聞いたことのある怪談や都市伝説で印象に残ったものを
さも自分が体験したかのように綴るフェイク体験談です。

※登場人物や場所は設定していますが、オリジナルのものとは異なります。

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皆さん、こんにちは。都内某所でサラリーマンをしている大谷と申します。

突然ですが、皆さんは都市伝説『メリーさん』はご存知ですか?
夜中に家にいると電話が鳴り、その電話に出ると、
「私、メリーさん。今、あなたの家の前にいるの。」と言われ、電話が切れてしまう。
するとまた電話がかかってきて、
「私、メリーさん。今、あなたの部屋の前にいるの。」と言われ、電話が切れてしまう。
すぐにまた電話がかかってきて、
「私、メリーさん。今、あなたの後ろにいるの。」と言われ、
振り向くとそこには…。
そして、翌日になると変わり果てた姿になって発見されるという誰でも一度は聞いたことがある話です。

今回ご紹介するのは、この都市伝説『メリーさん』に近いお話です。


大学生になった私は、都内のN大学に進学するため
九州・福岡から上京し、一人暮らしを始めることとなりました。

見知らぬ東京という場所で、初めは不安で戸惑いましたが、
すぐに大学でたくさんの友人をつくることができ、
刺激的な毎日を過ごし、楽しく生活しておりました。

大学生になって初めての夏休みも終わり、9月の3週目に入ったある日の夜のこと。
自宅で読書をしていたところ、不意に
「15日に行きます。」
と女性の声がしました。

「なんだ?!」と思い、辺りを見回しましたが、
女性の姿はおろか、周囲に何も変わった様子はありません。

「気のせいかな?」と思い、その日はそのまま寝ることにしました。

翌日の夜。
今度は自宅でゲームをしていたら、
「15日に行きます。」
と昨日と同じ女性の声がしました。

次の日も、またその次の日も、
「15日に行きます。」
という女性の声はしました。
どうやら夜9時になるとその声はするようでした。

しかし、友達と飲みに行ったりなど、その時間に自宅を留守にしていると
その声は聞こえませんでした。
(当時は18、19歳でもお酒が飲める良い時代でした。笑)

「15日に行きます。」
「あっ!今日も声がしたなー。」と1週間くらい呑気にかまえている私でした。

そんな日が続いていたある日、
いつものように大学に通い、次の講義までに時間が空いてしまったので、
休憩スペースで友人たちと時間を潰すことにしました。

そこで心霊スポットや心霊体験の話をしようということになり、
私は毎日起きている不可思議な女性の声について友人たちに話しました。

すると、私の予想に反して友人たちはとても興味を持った様子で、
その日の夜に私の家に行って確かめようという話になりました。

断る理由も無いので、各自お酒とつまみを持ち寄って私の家に集合することとなりました。

(続く)


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