見出し画像

『ランニング×ファッション』というオリジナリティ BEAMS牧野 英明さん(後編)

 セレクトショップ「BEAMS」の社員として働きながら、全日本マスターズで入賞を果たすなど、様々なランニングシーンで活躍されているランニングインストラクターの牧野英明さんに、ランニングに対する思いやランニングアドバイザーの魅力などについて伺ってきました。

 後編では、ランニングアドバイザー講座の魅力や今後の活動についてお伝えします。

アドバイザー講座を受講した感想
 僕は、極端ですけど、ランニングアドバイザーは『園原先生の講義を聞くためのもの』だと思ってます(笑) ランニングのテクニックみたいなとことかは、正直自分で調べて知っていた内容ではあったんです。ただ、『園原先生の講義』そのものが一番の価値だと思いますね。

 テキストに書かかれてないことや、園原先生ご自身が経験されたこととかを色々話してくれるんですよ。それがもう本当に面白くて。オリンピックの選手村で海外選手がどういう風に過ごしているのかっていう話が特にが印象に残っていますね。あとは、「市⺠ランナーは走りすぎ。雪とか降ったらトップ選手でも走りたくなくて、そんな日は休めば良いんだよ。」っていうような話も、やっぱり園原先生の口から聞くと、肩の荷が下りた気がしますね。「今日走らなくても良いんだ」って(笑)

 インストラクター講座でも園原先生のビジネスの講座が一番おもしろかったです。指導するときには「その人が望んでいることに対して、ちゃんと寄り添ってあげることが価値になる」ということに気付かされました。「ランニングインストラクターだけどランニング教えなくても良い。1時間おしゃべりするだけでも、それが相手の望むことであればそれで十分」っていうことを聞いて、確かになぁって思いましたね。

 まとめると、ランニングアドバイザーっていう資格は、運転免許と同じようにお金を払って取る資格っていう感じですけど、それに付随する園原先生の講義と、ランニングアドバイザーっていう肩書はとても価値があると思っていますね。やっぱりあると無いとでは、説得力がぜんぜん違いますから。今や、僕のプロフィールを語るには欠かせない肩書ですね。

画像2

資格を取って変わったこと
 最近、ちょくちょくランニングを教える機会をいただくんですけどその時に走りながら「こうすると良いですよ〜」とか「実はこうすると楽に走れるんですよ〜」とか、自分の経験から言えることを伝えるようにしています。

 講座の実技でやったことも、実際に教えるときの参考にしています。例えば「片足で立った状態で、押されるとグラつくのに、筋肉に刺激を入れるとグラつかなくなる」みたいなことは僕自身も経験したときは「おお〜!」ってなったんです。他にも「走るときは自分の力じゃなくて、重力を使って走る」というような表現も、参加者に話すと目を丸くされるんです。そういう、自分自信がハッとさせられたようなドリルや表現は、園原先生に教わったそのままを伝えています。

 ただ、そもでもやっぱり聞いただけの話か、そこにちゃんと自分の経験則が入っているかどうかで、説得力の度合いがだいぶ違いますよね。なので、今は聞いた話に自分の経験値を織り交ぜて話すようにしていますし、最近は自分の中でちゃんと消化して伝えられるようになってきたと思いますね。

画像3

今後の活動について
 今まではちょくちょく依頼を受けてランニングの講師をさせてもらうことがあったんですけど、今年はもっと自分から売り出していきたいと思っています。ランニングステーションでのイベントとかで、ランニングのインストラクターとかやってみたいですね。もちろん会社の仕事もしつつですが、僕の中ではランニングインストラクターとしての仕事も同じくらい興味がありますね(笑)

画像3


  約1時間にもおよぶインタビューにもかかわらず、最後まで丁寧にお話いただいたのがとても印象的でした。また、その言葉一つひとつに思いが込められ、牧野さんのランニング哲学を随所に感じることができました。ランニングを軸にして、どのように自分のオリジナリティを確立していくか、またそれを自分の仕事につなげていくか、非常に参考になるお話だったのではないでしょうか。

 この度は、インタビュー企画にご協力いただきありがとうございました!

 牧野さん、またその他のアドバイザーへの講師依頼はお気軽に下記メールアドバイスまでお問い合わせください。
日本ランニング協会
info@jaruna.jp

ランニングアドバイザーの詳細はこちらからご確認ください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?