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キャリア自律【キャリコンサロン編集部】

「キャリコンサロン編集部」活動、木曜日担当のじゃれっと・きむです。
61回目の投稿となりました🎶👏㊗️🤗

10月に入って、朝晩はかなり過ごしやすくなりましたけど、今日なんか日中は暑いくらいの陽気。異常気象はどんどんと悪くなるしかないのだろうか。
そんな中、日々グングンと成長を続ける大切なお孫ちゃんは、少しずつキャリア自律?自立?してます。どちらにしても元気に育って欲しいものです。

文章を書くことが苦手な私。自分の意見を文字にして伝えることも苦手な私。そんな53歳に「思考の整理」と「文章を書く」という反復練習の場を与えてくれる「キャリコンサロン編集部」に感謝です。
ブログの内容の方は、いつもの如く、気ままに、思うがままに、好きに書いておりますけど、今回もご覧いただき、誠にありがとうございます😊

🍀はじめに

今回のテーマは「キャリア自律」です。
改めて考えると、明確にこの言葉の説明が出来ない私は、本当にキャリアコンサルタントなんだろうかと思ってしまいますが、このザクっとしたテーマで書くことはなかなか難しい。先日ある研修会で学んだChat GTPはやっぱり使い勝手が良い様で、私も早く登録しようと思いますが、いつもの様に、私が書けること、書きたい事を書いてみます。

🍀キャリア自律とは

検索すると、色々と引っ掛かりますけど、こんな風に書いてあるサイトがありました。

キャリア自律(Career Self-Reliance)は、1990年代半ばにアメリカで提唱され始めた概念です。アメリカの「キャリア・アクション・センター(Career Action Center:CAC)」では、キャリア自律を「めまぐるしく変化する環境の中で、自らのキャリア構築と継続的学習に積極的に取り組む、 生涯にわたるコミットメント」 と定義しています。

日本の人事部のサイトより

『めまぐるしく変化する環境の中』
そーね。今はそんな時代。というか、昔から時代はいつも変化していると思うんだけど、今になってVUCAとかいって変化だ変化だと言っている感じが私にはピンときませんけど。

『自らのキャリア構築と継続的学習に積極的に取り組む』
継続的学習?、学習を続けていくことがキャリア自律なのです。
学習しないものには自律なし。

『生涯にわたるコミットメント』

キャリア構築と継続学習を責任をもって自分が関わっていくこと。
キャリアの自律には継続的な学習。
学ばざるものにキャリア自律はなし。
そしてそれは自己選択、自己決定で、全責任は自分にある。

キャリア自律って、なかなか厳しいことなのかもしれない。

🍀キャリア自律ができる環境はあるのか?

キャリア自律が自己責任によるものである。確かにそうかも知れないけれども、「自己責任を果たすための行動ができる環境がない」ことには自己責任も減ったくりもありません。どこまで行動するのか、どこまでやったらキャリア自律なのか、これは人それぞれ、様々なレベルというか基準があると思いますが、いま自分が置かれている状況がキャリア自律に取り組める場であるのか、これは大事な要素のような気がします。

私は公務員の世界でしか社会経験がありませんが、その世界に「キャリア自律」といった考え方がどこにあるのか、正直、分からない(というかないと思う。)ですし、私が現職中に「キャリア自律」という言葉も知らなかったし、考えたこともありませんでした。

そのような中、公務員生活の晩年、40代になってから辞めるまでの約10年間。自律どころか、自立すら出来ていないかもしれないという自分の姿に気が付いていきます。

なぜ、そんなことに気がついたのか。

これは「役所の仕事(職務)が自分の心身を蝕み出している」ということを感じ始めたからだと思います。つまり、属する組織で存在していることに、疑問を感じ始めたからです。

自分のやってみたいジャンルの職務への道は完全に閉ざされ、希望したこともない仕事が半ば意図的に振られ、それでもやりがいを見つけようと必死に取り組みつつ、年間300時間前後の残業をこなし、日々繰り出される市民からのクレーム(年々クレームは高度化する)のダメージを受けながら、人員体制が整わずに業務過多の状態で仕事は続きました。当然、ミスが繰り替えされますから、その後始末にも追われます。

そんな状態に置かれた時、初めて「このままではいけない」という意識が芽生えます。

公務員は長年勤めると「ぬるま湯に使った状態」と同じになります。反論したい公務員はおられるでしょうけど、私は大半がそうだと思ってます。私もそうでした。
キャリア自律なんて考える必要性がなく、法を犯すことさえなければ、仕事を追われることもない。
仕事が出来る出来ないは関係なく、50代前後で700〜800万円の年収が保証され、さらに300時間の残業が加わればプラス100万。我慢して、自分の心身を犠牲にすることを許容すれば、退職金もその辺の企業よりもしっかりともらえる。なんとも素敵な職業なんでしょう。

何ら意識せずに、前にも進まなくてもいい、とにかく最後まで居座ろう、窓際でゆったりとする選択肢もある。お上の言うことに従い仕事を淡々とする。市民の苦情も「法で決まってますから」と繰り返して交わしていればいい、そんなことができる仕事でもあるわけです。

繰り返して言いますが、今の公務員組織では、キャリア自律など考える必要はなく、生涯安泰なのです。キャリア自律などが育まれる環境が、公務員の組織には今すぐには必要とならない。

ただ、昨今では、公務員も人手不足、早期離職の増加などで当局も焦り始めているようです。
「公務員もキャリア支援」といった文字が新聞紙上でも見られるようになりました。

しかしながら、生涯の仕事保証がされている環境で何か変わるだろうかって、やっぱり思います。


これから、役所の仕事は意図としていたことは違う、モノ足らない、上司がクソ喰らえだ、と言ったパワーのある職員は転職という方法を使い出すと思いますし、市民対応に苦慮、上司のパワハラ、業務過多による心身の疲弊でパワーがなくなった職員は病んでしまう。

私は公務員になりたくたくて市役所に入庁したわけではありませんが、人並みには役所の仕事に人生を捧げてきたんじゃないかと思う一方、その割には満足感がない。やっと食い物にされていただけだったのかと感じることも多かった。

🍀キャリア自律が定着するまでにはどのくらい時間がかかる?

例えば、公務員の例で考えると、50年以上といった時間を必要とするのではないかと思う。私が勤めた34年間、キャリアに関することで何か組織内に変革が起こったとか、動きがあったとか、そんなものは全くなかった。
どちらかといえば、キャリア自律の方向から逆方向へ向かっているのではないかと思うくらい。

目に見えてわかるキャリアについて変わったことがあるとしたら、いわゆる「出世の道というキャリア」が狭きものになってきた、ということくらいか。
私が在籍していたF市役所は、特に役職ポストがない。ポスト自体が増えることなく、そこに「再雇用で残る輩」が、退職時ポストからワンランクダウンのポストに居座るため、課長、係長のポストへ昇任できるチャンスは確実に減る。(ちなみに私は、能力なき職員であったので、そんな環境とは関係なくヒラのままでした。)
「出世の道としてのキャリア」が無いということは、いつまで経っても私のようにペーペー職員であり続けるということで、管理職としてのマネジメント経験を一度もすることなく役所(社会人)人生を終えることになる。上昇志向のある職員には何の旨味もない組織である。

そんな働く環境の中で、キャリア自律が何だといって、何か変わっていくのだろうか。
もちろん、公務員の組織自体に、親方日の丸以外には魅力が既になくなっているとしたら、公務員もキャリア自律がやる気がある方を中心に取り組まれるかもしれまえんが、果たしてどうだろうか。

公務員なんか一生やっていても自分の人生は広がらない、いろんなことを経験したい、ここは長く勤めるところではない、転職して自らの道を切り開く、そんな世界になっていくことがキャリア自律の前提にあるように思う。

しかし、しがらみしかない公務員の世界。一度入ったら安泰な世界。ここにきて、給料を上げて、週休三日の世界にしようとしている世界。50年後、キャリア自律が進むような組織になっているとは思えない。

🍀さいごに

今回は、公務員の世界のことだけで妄想してみました。外野から見ていると組織はもっと酷くなっていると感じる事例に当たることが多いですけど、職員の皆さんが病んでしまう前に、自己責任でキャリア自律に取り組まれることを願うばかりです。

今後もキャリア自律とは何か、何をどうすればいいのか、キャリアコンサルタントとして、考えていければと思います。

ちなみに、公務員の皆さんからのキャリアに関するご相談について、私で良ければお受けします。無料ではありませんけど。


고맙습니다〜😊 
 じゃれっと・きむ🍀


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