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半導体株はなぜ明暗が分かれたか Nvidiaだけが上がっていく理由

【半導体株はなぜ明暗が分かれたか】

今年に入り好調であった米国半導体株がこの1ヶ月軟調を見せている。
年初来+150%を記録していたSOXLは、この一週間で-16%も暴落した。
一時475ドルまで上がったAI銘柄の筆頭Nvidiaも、408ドルと-15%である。
しかし年初来で見れば+185%ではある。
(2023年8月24日追記:決算が出たため8月24日に500ドルを超えた。この記事を読んでいたらあなたも買えていた可能性がある)

一方でQualcommは年初来+6%しか上がっていない。
1年前と比べると-22%も下がっている。
半導体銘柄投資の明暗はなぜ分かれているのかを知るには、2020年からの出来事を復習しなければならない。
一緒に学んでいこう。

【2020年からの動き】

半導体ETFの人気者、SOXL(フィラデルフィア半導体指数の3倍レバレッジETF)を参考にする。
コロナが始まる直前の2020年2月にSOXLは上げに上げて過去最高値の21ドルをつけていた。
コロナが広がり世界的なロックダウンが広がると、株価は暴落しわずか1ヶ月後の2020年3月には一時4ドルまで暴落した。このときは世界中のほぼすべての株式が暴落していた。
このときに4ドルでSOXLを買いまくったのがゆな先生であり、このときの投資が億り人へのきっかけとなる。

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