密集エリアでのポゼッションと適切なタイミングの前進⑲
例えば、ビルドアップ時におけるダイヤモンド形成と排出先の解説において、図9-5のようなピッチ図を何度も見せてきましたが、この状況においてピッチを上下という概念で捕らえたとき、攻めている方向が上になりその反対側が下になります。
この「上」の行きつくところ、最終目的地には相手ゴールが置かれたゴールラインがあります。「下」は自ゴールのゴールラインがあります。
そしてこの上下はダイヤモンドにおけるそれとも一致します。
下から上にボールが送られて、CFは上に振り向きたい、CBはそうさせたくない、といった状況です。
MFたちにとってはゲートにボールを通させないことが第一ですが、図のように通されてしまった状況では基本的にはリターンのボールで自分の裏を取られないように、ダウンしてプレスバック及びユニット間を潰さなくてはいけません。
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