密集エリアでのポゼッションと適切なタイミングの前進⑦
守備の第一優先事項はゴールを守ることになるので、当然危ないときは「意図したところにパスを誘導し、その場所でボールを奪う」などと悠長なことは言っていられず、まず自分たちのゴールからボールを遠ざけることを目標にした守備を構築することになります。
つまり先ほどから挙げている「基本」の考えはこれになります。
「危ないとき」の基準の多くは相手がボールを持っている場所で設定することができます。
それを高さで定義化するのであれば、有名な三分割、アタッキングサード、ミドルサード、ディフェンディング(ディフェンシブ)サードがあります。
この三分割をきれいに三等分する指導者もいれば図4-15のように不均等に設定する指導者もいます。中には四分割、五分割する人もいます。
いずれにしても自陣のゴールに近ければゴールを守ること、ゴールからボールを遠ざけることを優先する一方、相手のゴールに近い高さであればボールへのチェイシングに重きを置くことができます。
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