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アメリカの大学サッカーについて No.1

本日は日本人と外国人の違いではなく、アメリカの大学サッカーについて説明したいと思います。


アメリカの大学サッカーの構造

アメリカの大学サッカーリーグはNCAA(National Collegiate Athletic Association)とNAIA (National Association of Intercollegiate Athletics)とカリフォルニア州での独立したリーグがあります。

*今回のこの記事ではNCAAだけを説明しています。

簡単に大学サッカーの構造を説明させていただくと、4年制大学だけで形成されているNCAA(National Collegiate Athletic Association)という大きな組織がありその中でDivision 1, Division 2, Division 3という3つのレベルに分かれます。日本の大学サッカーリーグで例えると、全日本大学サッカー連盟という大きな組織があり、1部リーグ、2部リーグがあるという形です。

短期大学は短期大学のみで形成されているNJCAA(National Junior College Athletic Association)という組織があり、その中で同様にDivisionが分かれています。

Division 1,2,3 の分け方ですが、日本では上位リーグとの入れ替え戦があったり、リーグで最下位になると自動降格のようにチームが入れ替わりますが、アメリカでは、経済的な面でDivisionが分けられているため、めったにチームが入れ替わることがありません。

僕の知る限りでは、学校がその部活に対して十分な資金を持っているか、学校が十分な寮を持っているかなどの条件があります。

NAIAもNCAAと同様に大きな組織として活動しており、同様にDivisionが分かれています。

経済的な関係でリーグが分かれている為、Division 2 のチームでもDivision 1 のチームより強いチームがあるのでは??と思われた方がいるかもしれません。

実際、リーグの関係で試合することはほぼありませんが間違いなくあると思います。

NCAAのDivision 1 は206校の大学で構成されており、Division 2 は214校、Division 3 は442校もの大学があります。

そしてご存知の通り、アメリカはとてつもなく広いです。なのでDivision 1の206校の大学を25の地域に分けてリーグ戦が行われます。


全米大会への道のり

全米大会(National Championship) とは日本の大学サッカーでの全日本大学サッカー選手権と同じです。全米大会に出場するにはまず地域のリーグ戦で上位に入り、リーグ戦終了後の地域予選トーナメントに出場し、優勝してやっと全米大会出場権利が獲得できます。

私は今まで短期大学でサッカーをしてきて今年の9月から4年制大学に編入します。短期大学では短期大学のみの全米大会があり、私たちが短期大学の全米大会に出場するには地域予選トーナメントを優勝してその後、他の地域のトーナメント優勝校と試合をして勝つと出場できます。

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2018年地域予選トーナメント優勝トロフィー


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他の地域予選トーナメント優勝校に勝利し、全米大会出場決定時。


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2018年の短大全米大会はフロリダ州の4年制大学の天然芝グランドで行われました。

短期大学の全米大会に出場すると強豪の4年制大学のコーチがスカウトに来る為、後々多くのオファーをもらえることが多いです。

4年制大学の全米大会に出場するとプロチームのコーチがスカウトに来ます。

なので、全米大会に出場することは次のstepに進むためにとても重要だということがわかります。





終わりに

本日はアメリカの大学サッカーの構造と全米大会への道のりについて書かせていただきました。

まだまだアメリカの大学サッカーには日本の大学サッカーにはない魅力があるので今後共有して行きたいと思います。




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