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旅行記 逃避行ハワイへ #11

Hi, this is Japanese AKI.

ラッキー・ペニーとかき氷

名前を忘れて当然なぐらい、ど田舎なビーチに来ています。お店のデリでサンドイッチと飲み物を買った私たち親子は、外のテーブルに座って食べはじめました。

ふと足元をみると1セントが落ちています。「あ、ラッキー・ペニーみっけ!」喜んだ私は拾った1セント玉を息子に見せました。ラッキー・ペニーとは拾った1セント玉のことで幸運のお守りとして身につけます。

「ママ、ここにも落ちてるよ。」と息子が言うので「じゃあ、ふたりともラッキーだね!」と言いました。息子がおもしろがってもっと探しはじめたので「そんなにラッキーが落ちてるわけないじゃん。」とサンドイッチを食べていると、「あれ?ここにもあるよ。」「あ、あそこにも落ちてる。」と確かぜんぶで 27セントほど拾いました。すごい数です!ここまでくると「うーん、これって本当にラッキーなの???」

はなはだ疑問でしたがひとり1枚ずつ持つことにして、あとはまた散らばせておきました。「1セントの店だね!」息子とこう話しながら JTB の倉庫の横に隣接していたかき氷屋さんに行きました。

「こう君、何味食べる?」シロップはものすごい種類でしたが、息子は2種類選びましたので「ママはコットンキャンディ味が食べたい!」と決めました。

"Could you give us two spoons?"
スプーンを2つもらえますか?

コットンキャンディは、わたあめのことです。こうして3種類かけてもらってふたりで食べました。

現在は息子もすでに成人し、私は再婚をしました。再婚した夫とハネムーンでハワイに行ったときハワイで有名なレインボーかき氷を初めて食べましたが、私はこころの中でこのときのコットンキャンディ味が食べたいと思っていました。夫には言いませんでしたが。

ハワイとまだ子どもだった息子。私たちは親子二人っきりでした。コットンキャンディのかき氷はその味を思い出すたびに、甘いんだけど、頼りなくて、淋しくて、なんか切ない、ノスタルジーを私に運んでくるのです。

Thank you for listening. I hope you like it and follow me.

音声でもどうぞ→Face Book, Aki Chiba



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